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浅田真央さんが大切にする「スケートを好きという気持ち」 34歳になった“天才少女”の指導論

2010年バンクーバー五輪に出場した浅田真央さん【写真:Getty Images】
2010年バンクーバー五輪に出場した浅田真央さん【写真:Getty Images】

フィギュアスケートの魅力「全く同じスケーターがいない」

 自身も様々な指導者に育ててもらった。「どのコーチもとても愛のあるコーチばかりだった。私もその愛を忘れないように」。フィギュアスケートへの恩返しとして、次世代へバトンを繋ぐ決意を固めた。

 未来のトップスケーター育成に特化した「木下MAOアカデミー」に加え、初めてリンクに踏み出す子どもたちの「やってみたい」という気持ちを応援する「木下MAOクラブ」も同時に立ち上げる。「スケートを始めたくても、スクールやクラブに入れないという子どもたちがたくさんいる」。フィギュアスケートと出会える場所を提供することが、スケート界に貢献することにつながると考えている。

「フィギュアスケートは、全く同じスケーターがいないところが見ていてすごく素敵だなと思っている。同じプログラムを同じ振り付けで踊ったとしても、滑るスケーターによって全然見え方が変わってくるのが何より素敵なスポーツ。今後どういったスケーターと出会えるのかすごく楽しみ」

 8月1日から東京・立川市の「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」を拠点に始まる本格的なコーチ業。技術や経験はもちろん、競技を愛する気持ちを未来に伝えていく。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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