6年生は「目の前の一問に集中する姿勢」が大事

6年生になると、どの塾でもアウトプットの練習がスタートするので、よほど基礎ができていない子を除き、受講することをすすめる。6年生の夏期講習は、演習と解説という構成になる。10〜15分の間に、2〜3問を解くように課され、その後に講師による解説が行われる。

しかし、制限時間内にすべての問題が解き終わる子は少ない。そこで、まずどの問題を解くか取捨選択し、選んだ問題は「絶対に正解させてみるぞ!」という強い気持ちを持って、目の前の一問に集中することだ。ここでなんとなく問題に向かい、できなかったら後で先生の解説を聞けばいいや、と思ってはいけない。

6年生の夏期講習は入試本番のリハーサルだと思って取り組む。問題を取捨選択する力、解ける問題またはなんとか解けそうな問題は必ず正解し、得点力を上げていくというやり方。これらは、入試に勝つために必要なスキルであり、その練習をしていると思ってやってみる。実際はまだ解けない問題の方が多いかもしれないが、その姿勢とマインドを忘れないことだ。受け身の姿勢で解説を聞くだけでは意味がないということをぜひ知っておいてほしい。

青空を背景にした風鈴
写真=iStock.com/ShinOkamoto
※写真はイメージです

お盆後のオプション講座は「受けない選択」が賢明

夏期講習が終わると、6年生はお盆の数日間だけ、束の間の休みを挟み、それ以降はまた各塾で4〜5日程度のオプション講座が用意されている。ただ、このオプション講座については、受講しないという選択が功をなすケースが多い。

夏期講習中は毎日の宿題(講習で学習したもの)に加え、夏休み中に取り組まなければいけない課題(SAPIXなら過去問題集など)もたくさんある。優先すべきは講習中の宿題だが、それだけでも多いので、夏休みの課題まで手が出ないことが多い。また、夏期講習中はとにかく毎日をこなすことだけで精一杯となり、じっくり復習をしたり、まとめたりする時間がない。そのため、知識や解法が曖昧なままという状態が続く。

この状態のまま夏休み明けのテストを受けると、この夏あんなに頑張って勉強したのに、成績が下がるという残念な結果をもたらすことになる。だからこそ、ここで「オプション講座は受けない」という選択をして、夏期講習の復習の時間に充てることをすすめる。