浅田真央さん「指導者として新たな一歩を」8月開校の新アカデミー設立発表

[ 2025年6月12日 15:09 ]

<「木下MAOアカデミー」設立発表会>会見に臨む浅田真央さん(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート女子10年バンクーバー五輪銀メダリストでプロとして活動する浅田真央さんが12日、都内で会見し「木下MAOアカデミー」設立を発表した。浅田さんは「指導者として新たな一歩を踏み出します。スケーター一人一人と向き合い丁寧に指導したい」と抱負を語った。

 同アカデミーはフィギュアスケート界の未来を担う人材育成を目的とし、浅田さんが指導者として長年の競技生活で培った技術、経験、情熱を次世代に直接伝える場となる。浅田さんが直接指導に当たり、氷上練習、バレエ、ダンス、新体操、陸上トレーニングなどを融合した独自育成プログラム。

 対象年齢は今年4月1日時点で5~9歳。定員は10人程度で東京・立川市の「MAO RINK TACHIKAWA TACHIHI」で今年8月1日開校となる。浅田さんは「選手時代にこんなアカデミーがあったら良いなという思いを全て取り入れたメニューになっている。アカデミーにしかない特別なプログラムになっていると思う」と話した。

 アカデミーと同時に「木下MAOクラブ」設立も発表し、自身監修のプログラムでアカデミー進級も視野に入れた育成環境になる。「フィギュアスケーターの人口を増やしたい。挑戦する楽しさを多くの人に体験してもらいたい」と話した。

 現在は「フィギュアスケートの基礎を見直している」と言い「愛を忘れないように指導したい」と意気込む浅田さん。「これからスタート。一歩一歩自分も成長しながら指導したい。夢としては世界に羽ばたいていってもらえるスケーターを育てること」と思いを語った。

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