〝名指導者〟としての素質十分だ。2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート女子で銀メダルの浅田真央さん(34)が12日、木下グループと共同で「木下MAOアカデミー」の設立を発表。都内で会見が開かれ「私は指導者として新たな一歩を踏み出します。今後はスケーター一人ひとりと向き合い、丁寧に指導していきたいと思います」と語った。

 同アカデミーの対象年齢は5~9歳で、東京を拠点に8月1日に開校する予定。今回の狙いに関して、木下アカデミー事務局長の河西智典氏(45)は「フィギュアスケーターとして、最年少のカテゴリーであるノービスに出られるのは9、10歳からです。そこにエントリーできるまでが(今後の)能力を決めるポイントになります。それまでに〝ダイヤの原石〟を育てていきたいです」と説明した。

 その上で河西氏は、世界選手権で3度優勝などの実績を持つ浅田さんに、指導者としてのオファーを送った理由をこう明かす。「まず一つは圧倒的な実績です。王者たるものしかできないような指導方法があるのと、多くの国際経験があります。われわれとすれば国際大会で活躍する人間を育てたいので、そうしたところで(浅田さんに)白羽の矢が立ちました」。

 河西氏によると、同アカデミーで浅田さんは平日に週5日、子供たちへの指導を予定しているという。この日、本人は「私の夢としては、長い目で見て世界に羽ばたいてもらえるようなスケーターを育てることです」と力説。元世界女王の新たな挑戦に期待が高まりそうだ。