補足スタジオでも話しましたが、「引き出し屋」と標榜する業者はありません。ひどい人権侵害をする支援業者であっても、それぞれ矜持を掲げているため、ウェブサイトを吟味しても施設見学をしても、一般の人がそれと見抜くのは容易ではありません。 では、どうすればよいのか。上に工藤啓氏が書いた4点のうち3点(地域に開かれている、オープンな場で説明している、公共機関と繋がっている)は、引き出し屋がすでに実践していることがあるため、見抜く助けにはなりません。出演した渡邉さんが被害にあった業者は、別の被害者さんが、親が公共の窓口(北陸地方です)に相談をしたことで紹介され、依頼してしまったというケースがあったほどです。 また近年は、精神科医療や法律家と連携しているケースもみられ、被害が複雑化しています。最新の情報は、全国規模の家族会、あるいは引き出し屋を取材している記者やジャーナリストに問い合わせてください。
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コメンテータープロフィール
近年は、引き出し屋と社会的養護を取材。その他、学校安全、災害・防災、科学コミュニケーション、ソーシャルデザインが主なテーマ。災害が起きても現場に足を運べず、スタジオから伝えるばかりだった気象キャスター時代を省みて、取材者に。主な共著は、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)、『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)、『下流中年』(SB新書)等。