元JAL機長の杉江弘氏、エア・インディア機事故を分析「ヒューマンエラーの可能性」とX投稿
元JAL機長で航空評論家の杉江弘氏が、インド西部グジャラート州アーメダバードで起きたエア・インディア機墜落事故について12日、自身のX(旧ツイッター)で見解を示した。杉江氏は離陸手順のタイミングミスがあった可能性を指摘している。
杉江氏が投稿「離陸決心速度で操縦桿を引いた可能性」
杉江氏はまず「エアインデアのボーイング787の離陸直後の墜落はパイロットがV1と呼ばれる離陸決心速度で操縦桿を引いてしまった可能性がある」と投稿。続けて「飛行機の映像から以前調布で起きた小型機の墜落事故と原因は異なるが最後の飛行形態が良く似ている」と指摘した。
さらに詳細な分析として「本来はVRという離陸の速度で操縦桿を引き起こす必要があるが仮に手前のV1のコールで誤ってパイロットが引き起こすと揚力が得られず今回のような姿勢で最後は失速になり墜落する」と説明。「エンジンからの火も見られず脚を出したままなのでヒューマンエラーの可能性が考えられる」との見解を示した。
その後のX投稿では、「天候も良く、積乱雲からのダウンバーストは考えられず エンジンから火も煙も出ていないのでバードストライクもなかったでしょう、ギアを引き上げていないのがポイントです。パイロットは相当パニックになった状況が考えられます。アーリーローテーションの可能性大です」とも指摘している。
240人以上搭乗のボーイング787機が市街地に墜落
今回の事故は12日午後(日本時間同)に発生。エア・インディアのボーイング787型機(ドリームライナー)がアーメダバード発ロンドン・ガトウィック行き171便として離陸直後に墜落した。映像からは機体の頭部をやや上げたまま市街地に突入し、巨大な炎と黒煙が立ち上がる様子が確認できる。乗客・乗員240人以上が搭乗していたと報じられている。
現場には救急隊や消防隊、警察、医療チームが急行。複数のけが人がタンカで病院に運び込まれる様子や、機体の残骸に消防隊員が放水する光景が現地メディアのライブ中継で報道されている。
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