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このポストにコミュニティノートがついているのですが、その内容に誤解があるようなので補足説明します。学会での議論は、あくまで医師等の医療者に向けたものです。過去のエピソードを踏まえて医療現場で患者の人権や尊厳を守る必要性を主張したところ、一部の医師(を名乗るアカウント)から批判を受け、それが2週間経過した今でも続いています。医師の立場で批判があるのであれば、学会で自分の意見を堂々と主張し議論してはどうか、という提案です 学会についても、コミュニティノートを書いた方が誤解されているようなので説明します。実は学会(学術大会)というものは、研究者だけの集まりではなく、実践家が最新情報を得る場所でもあります(学会員になるには審査がありますが、学術大会自体は、参加費を払えば資格関係なく誰でも参加可能です)。医師の場合、専門医取得のため等で、何らかの学会にほぼ確実に所属しています。ほとんどの学会は年に1回開催され、最新知見やホットトピックスが紹介されたり議論されます。医師を名乗るアカウントの方々が参加する場所で、広く一般に開かれた場であり、感情論ではなく、学術的知見を踏まえて冷静に倫理的にプロフェッショナルに議論が行われる場として、これ以上最適な場所はないのではないかと思います 一方で、真相を追求したい方々の気持ちは、痛いほどわかります。投稿を読んでショックを受けられた方々の気持ちも、痛いほどわかります。目撃した私自身にとっても、10年以上も誰かに話すことさえ出来なかった程、トラウマ的な出来事だったからです。ただ、私が目撃したことは約20年前のことであり、カルテの保管期間(5年)も過ぎていることから、残念ながら客観的な事実確認は極めて難しいと推測されます。状況を目撃した私でさえ、さすがに15年以上前の正確な日付は覚えていないですし、患者さんや医療者の名前も顔も正確に覚えていないので、ヒアリング対象者を絞ることさえ難しいと思います。心配になった患者さんが病院側に問い合わせるのは、当然の権利です。ただ、このように被害者や行為者を特定することや事実確認調査を行うこと自体が極めて困難な状況で、メディア含む無関係の第三者が問い合わせるのは、ただただ問い合わせ先の負担を増やしてしまうのではないかと思い、(第三者に向けて)問い合わせは控えてほしいと述べたという経緯があります そもそもが、被害者や行為者を特定することが難しい状態です。被害者や行為者が特定できなければ当然、事実確認もできません。被害者や行為者が特定できなければ、告発も事件化もしようがありません。そして、仮に事件化しようとしても時効があります(例えば暴行罪の公訴時効は3年、民事では被害を知ってから5年または行為発生から20年)。そのため、責任追求を求めるのではなく、二度と同じようなことが起きないための仕組みづくりや医療者の意識改革を行う方が良いのではないかと思っており、私の方では最初から告発ではなく啓発を目的とした発信をしています。医療者サイドでそういったことが起こり得ないように教育を行い、患者の同意を得ることを徹底して行うことで、患者の尊厳を守りながら医療を提供できる状態が実現できると信じているからです 2025年現在の医療現場が、既にそうなっていることを心から願っていますし、ほとんどの医療現場では既に実現されていると思います。しかし、特に産婦人科領域においては、尊厳や痛みを無視/軽視されたエピソードを投稿した患者に対し、X上で反発したり馬鹿にしたりする一部の医療者の存在が、残念ながら今年に入っても度々見られます。その度に、患者がさらに傷付く様子を見るのは心が痛みます。医療者全員が一致団結して、患者の尊厳を守り、患者の(痛みや不快感等の)主観に配慮するのが当然であるという意識があれば、過去のエピソードを踏まえ医療現場において患者の人権や尊厳を守る必要性を主張した私に対して攻撃してくる医療者も、ゼロだったはずです。実際、患者の人権や尊厳を守ることに賛同意見を呈する医療者が大多数でしたし、同様の場面に遭遇した経験のある医療者もいました。しかし、今回の件でも、少数派ではありますが、患者の人権や尊厳よりも医療者としての尊厳やプライドや不快感を優先してしまったり、相手を個人攻撃することで優位性を保とうする医療者の存在が可視化されてしまったことは、本当に残念でなりません。未だにこのような状況が発生しているからこそ、医療者が集まる学会等で、患者を交えて患者の尊厳の守り方について議論する場が必要だと感じます。特に、患者の尊厳に配慮する必要があるという主張に反発してしまう医療者がいるのはなぜなのか、その行動に至る背景要因は何か、そこをテーマに掘り下げる必要があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか
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