イスラエルのカッツ国防相は13日、声明を出し「イランに対する先制攻撃に伴って、イスラエルに対するミサイルや無人機の攻撃が予想される」としてイランに攻撃を行ったとしたうえで、全土に非常事態を宣言しました。
ロイター通信は当局者の話としてイスラエルがイランの核施設や軍事施設を攻撃の対象にしたと伝えています。
イランの国営テレビは現地時間の13日午前3時半ごろ、日本時間のきょう午前9時ごろ、首都テヘランで複数の爆発音が聞こえ、防空システムが作動したと伝えました。
これまでのところ、爆発の理由は不明だとしています。
イラン情勢をめぐっては、今月15日にアメリカとイランとの間で核開発をめぐる協議が行われる予定となっていましたが、協議の難航とともにイスラエルがイランの核施設への攻撃準備を進めているとも伝えられていました。
アメリカのトランプ大統領は12日、記者団に対して「攻撃は十分起こりえる。大規模な衝突になる可能性がある」と指摘していました。
イスラエル軍「イラン各地にある核関連施設など攻撃」発表
イスラエル軍は13日、SNSのXに、「イスラエル空軍の戦闘機数十機が、イラン各地にある核関連施設など数十の軍事目標への攻撃を含む第1段階の作戦を完了した」とする声明を発表しました。
現地で撮影とする映像には複数の煙
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、イランの首都テヘランの北東部で現地時間の午前3時半すぎ、日本時間の午前9時すぎに撮影されたとする映像を放送しました。
この映像では、煙が複数の地点から上がっている様子が見られます。