ALS嘱託殺人、医師の上告を最高裁が棄却…懲役18年の実刑確定へ
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難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)患者に対する嘱託殺人罪などに問われた医師の大久保愉一(よしかず)被告(47)について、最高裁第2小法廷(高須順一裁判長)は10日付の決定で被告側の上告を棄却した。被告を懲役18年とした1審・京都地裁の裁判員裁判と2審・大阪高裁の判決が確定する。
1、2審判決によると、大久保被告は2019年11月、元医師の山本直樹被告(47)(上告中)と共謀し、京都市のALS患者の女性(当時51歳)から頼まれ、薬物を投与して殺害するなどした。11年には山本被告らと共謀し、精神疾患のある山本被告の父親を殺害した。