※2016/11/18
エヴァの12番目の機体の建造方法について大幅に追記しました。
文章量がほぼ倍になりました・・・
・・・
前回の予告で、次はエヴァの10・11番目の機体について説明すると書きましたが、すんません。予定を変更します。
ということで、今回の『エヴァで多くの人が気付いていないこと その5』は、エヴァの12番目の機体についてです。
この12番目の機体も、7・10・11番目の機体と同様に劇中では全く言及されていないため、まだ登場していないと思われていますが、
ということを説明したいと思います。
・・・
では、早速ですが皆さん、12という数をローマ数字で書くとどうなるかわかりますか?

となります。
このローマ数字、ラテン文字を使って表記されますが、現在はIIやIIIの上端と下端が1つに連結した専用の特殊文字を使うことも多いですかね。よって、それに則って記述すると、

となります。
ところで、ラテン文字はギリシア文字(ギリシャ文字)を元にしているんだそうです、知っていました?
(私は知りませんでした)
このギリシア文字、新劇場版を作っている㈱カラーの表記に使われており、『χαρά』と書いてカラーと読むそうです。
『X』で始まっているのに何で『カラー』って読むんだろ?
と思う方も居るでしょうが、ギリシア文字では『X』を『カイ』と読むんです。アルファベットに慣れている日本人にとっては、今一つピンときませんよね。
とにもかくにも、日本人に馴染みの薄い表記をあえて使うくらいなんだから、㈱カラーという会社にとって、ギリシア文字って重要なんだろうなと、気になって気になって夜しか眠れなかったりする今日この頃です。
では、前振りを念頭に置いたまま、以下の変遷↓をじっくりと眺めてみましょう。


ということで、
エヴァ改2号機は本当はエヴァの12番目の機体
なんです。
これ、単なる言葉遊びではなく、そう考えることで色々と辻褄が合うんです。
<改2号機が2号機ではなく新しいエヴァである根拠>
『破』の最後でマリがこんなこと↓を言ってました。
マリ 『2号機、最後の仕事よ・・・』
これ、2号機の損傷が再生不可能なレベルに達しているためか、ビーストモードの弊害か、はたまたその両方かはわかりませんが、とにかく、『2号機はもうこれで死ぬ』とマリは言っているってことです。
つまり、このシーン↓で電源が落ちた時点で2号機は失われたんです。

ということはですね、エヴァ改2号機は、その形状や修繕箇所からしても2号機に由来することは明らかですが、2号機を再生(修理)した訳ではなく、2号機を素材として新たなエヴァを造ったとしか考えられないんです。
だって、2号機はもう失われているんだから。
つまり、エヴァ改2号機は、2号機ではなく新たなエヴァだと考えないと辻褄が合わないんです。
<12番目である根拠>
エヴァ改2号機が新たなエヴァだとして、10番目・11番目・12番目の中で12番目であるのは、『2号機と関連付けられるから』という作り手側の理由が一番大きいんじゃないかなと思ってます。
だって、10番目や11番目だったら、上述した『12=XⅡ』のトリックが使えないので全然面白く無いじゃないですか。
私が作り手側だったら、エヴァ改2号機のナンバリングは12番目以外は考えられないですし、むしろ、12番目にするためにストーリーの方を変更する位の手間はかけるんじゃないかな。
んで、実際のところ、エヴァ改2号機が建造されたタイミングを真面目に考えてみると、10番目・11番目・12番目の中で最も後である12番目である可能性が高いのではと私は思っています。
どういうことかと言うと、『エヴァで多くの人が気付いていないこと その1』で私は、世界AとBの合体の際に、Aの世界の大陸上の人工構造物や大気が月に転送され、その一方で、Bの世界の青い海とそこに本拠地を構えていたとヴィレの人達とが月に転送された可能性を示しました。
つまり、私の考えに従えば、ヴィレの人達の手にエヴァ2号機(死亡済)が渡ったのは、世界AとBの合体後の月での出来事だと導かれます。
すなわち、エヴァ改2号機が造られたのは、『Q』の世界ができてからエヴァ第13号機が登場するまでの間ということになります。
そして、エヴァ第13号機が登場するのが新劇場版『Q』の後半だということを考えれば、エヴァ改2号機が造られたのって、たぶん初号機を強奪するちょっと前くらいじゃないでしょうか。
なので、そのちょっとの間に新たなエヴァの登場・戦闘・退場・・・といったエピソードが隠されていると考えるのは、何となく無理があるような気がしませんか?
つまり、エヴァ改2号機とエヴァ第13号機の間に他のエヴァが存在するとは考え難いということで、エヴァ改2号機が12番目のエヴァであるということになるんです。
<『改2号機』という表記の違和感>
『Q』を劇場で観たときのことです。
アスカ 『エヴァ改2号機 起動!』
というセリフを聞いて、
『何で、エヴァ2号機改じゃないんだろ?』
と思った記憶があります。
つまり、
紫電改
ドラゴンボール改
といった例を見ると判り易いのですが、『-改』という表記は、昔からの慣例としては接尾語的に使われることが多いんです。
(※一部例外有)
・・・というか、一番判り易い例↓を忘れちゃいけない。

そうなんです。
TV版の零号機は、改造された結果、名前の末尾に『改』が付与されていたじゃないですか。
20年前のことなのでちょっと忘れていましたよ(動揺)
あと、あまり知られていませんが、『破』の零号機も、実は『改』が付いているんです↓
(※零号機が『序』の最後で大破したことに起因すると考えられます)

(※『破』のBD付属のブックレットより)
ということで、エヴァ改2号機が、仮に2号機を改造しただけの機体であるならば、やはり改2号機ではなく2号機改の方が自然なんです。どう考えても。
以上を考慮すると、2号機改ではなく、改2号機じゃないとダメな理由があるんじゃないかな、あるとするなら上で私が述べたようなトリックがあるんじゃないかな、ということです。
単純な話ですが、だからこそ真理に近いんじゃないでしょうか。
・・・ちなみに、私が以前頑張ってクリアした怒首領蜂大往生デスレーベルのラスボスも真緋蜂改でしたね(宣伝)
Yahoo!のトップ記事にも載ったんですよ(自慢)
(※クリアの動画はコチラ)
<問題点>(2016/11/18追記)
さて、今回の私の考えが仮に正解だったとすると、ある問題点を解決する必要があります。
それは、
ヴィレは、改2号機をどうやって建造したのか?
ということです。
つまり、普通に考えたら、2号機の屍だけを素材として新たなエヴァを建造できるわけが無いんです。
だって、それができるなら、2号機を蘇生させられることと同義になる訳ですから。
私は、『2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものをヴィレが用意し、それと2号機の屍とを組み合わせることで改2号機を建造したのではと考えています。
しかし、『2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものとは一体何で、ヴィレはそれをどうやって用意したのでしょうか?
だって、ヴィレって、ネルフと敵対しているんだから、エヴァ関連のパーツを入手するのは不可能に近いはずなんです。
実際、改2号機の外観↓を見ると、エヴァの生体パーツを手に入れることができず、機械で補って無理やり稼働させている状況であることがうかがえます。

しかも、改2号機の建造のために必要なのは、単なるパーツではありません。
具体的には何かはわかりませんが、『2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものでなければなりません。
そんな重要な物をヴィレがどうやって入手したのか、皆さんわかりますか?

つまりヴィレは、
新旧両方の2号機同士を合体させてエヴァ改2号機を建造した
のではないでしょうか。
だって、『エヴァで多くの人が気付いていないこと その1.5』で述べたように、ヴィレの母体は旧劇場版のネルフの人々とそこを強襲した戦略自衛隊員達のはずなので、旧劇場版の2号機のアレ(残骸)を容易に回収できたはずなんです。
そして、『新劇場版の2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものとして、『旧劇場版の2号機の残骸』って、これ以上無い程に説得力がある素材だと思いませんか?
実際のところ、『Q』には、エヴァ改2号機の中に旧劇場版の2号機が含まれていると考えないと辻褄が合わない部分があるんです。
それは、改2号機が自爆するシーン↓なんですが・・・

・・・自爆したにも関わらず、不思議なことに、改2号機の頭部から脊髄にかけての最も重要な部分の組織が丸々回収されている↓んです。

というか、自爆って普通、
そういった重要な部分が真っ先に吹っ飛ぶんじゃね?
(自爆に普通もクソもあるかという至極真っ当な突っ込みは却下)
と思って、これより前のシーンを見直すと、やはり不自然な描写があるんです。
それは、アスカ(惣流)が自爆を決意するこのシーン↓
アスカ(惣流) 『ごめん! 2号機!』
アスカを含むヴィレ側の人間が、改2号機のことを『2号機』と呼ぶのは、後にも先にもこの1シーンのみです。
まず、アスカ(惣流)にとっての2号機とは、普通に考えれば新劇場版ではなくて旧劇場版の2号機のことですよね?
だから、ここでアスカ(惣流)が謝罪している2号機とは、旧劇場版の2号機なんです。
つまり、私は、アスカ(惣流)が自爆させたのはエヴァ改2号機全体ではなく、その中に含まれている旧劇場版の2号機の部分だけだったのではと考えています。
実際、改2号機の自爆の直前のシーン↓では、自爆エネルギーの放射にムラがある(光っていない部分がある)ことがわかります。

そしてこの結果が、この残骸↓に繋がる訳です。

そして、この残骸↑には旧劇場版の2号機は含まれていないので、その正体は改2号機というよりも、新劇場版の2号機(の屍)そのものに戻ったような状態であると考えられます。
こいつ↓が『エヴァ8+改2号機』ではなくて『エヴァ8+2号機』なのは、こういったカラクリに起因するのかな?と私は考えています。

・・・ただ、この点に関しては私の考えもまとまっていなくて、上記残骸をあくまで改2号機(第12号機)と考えた上で、
と暗に表現しているという可能性もあります。
だって、普通、番号が小さい順に『エヴァ2+8号機』って表現しませんか?
だから、『エヴァ8+2号機』という表記は、いかにも何か仕込まれているような気がするんですよね・・・
まぁ、どちらにしろ、この部分が今後の考察に影響を与える内容でもないので、現時点では厳密に確定させる必要は無いと思ってます(言い訳)
<結論>
ということで、今回は、エヴァ改2号機が実はエヴァの12番目の機体だということを説明した上で、その建造方法について更に追記しました。
ちなみに、エヴァ改2号機が建造されたのは『Q』の世界であるはずなので、そのナンバリングとしては、
エヴァ第12号機
が妥当かなと思います。
(※エヴァのナンバリングのルールは『その3』を参照して下さい。)
そして、エヴァ8+2号機も新たなエヴァなはずなので、同じルールに則ってナンバリングするとすれば、
エヴァ第14号機
ということになるんじゃないでしょうか。
・・・
ということで今回はここまで。
次回の『エヴァで多くの人が気付いていないこと その6』では、エヴァのナンバリングの続きとして、今度こそエヴァの10・11番目の機体について説明したいと思います。
ではっ!
エヴァの12番目の機体の建造方法について大幅に追記しました。
文章量がほぼ倍になりました・・・
・・・
前回の予告で、次はエヴァの10・11番目の機体について説明すると書きましたが、すんません。予定を変更します。
ということで、今回の『エヴァで多くの人が気付いていないこと その5』は、エヴァの12番目の機体についてです。
この12番目の機体も、7・10・11番目の機体と同様に劇中では全く言及されていないため、まだ登場していないと思われていますが、
そんなことないよ?
ということを説明したいと思います。
・・・
では、早速ですが皆さん、12という数をローマ数字で書くとどうなるかわかりますか?
となります。
このローマ数字、ラテン文字を使って表記されますが、現在はIIやIIIの上端と下端が1つに連結した専用の特殊文字を使うことも多いですかね。よって、それに則って記述すると、
となります。
ところで、ラテン文字はギリシア文字(ギリシャ文字)を元にしているんだそうです、知っていました?
(私は知りませんでした)
このギリシア文字、新劇場版を作っている㈱カラーの表記に使われており、『χαρά』と書いてカラーと読むそうです。
『X』で始まっているのに何で『カラー』って読むんだろ?
と思う方も居るでしょうが、ギリシア文字では『X』を『カイ』と読むんです。アルファベットに慣れている日本人にとっては、今一つピンときませんよね。
とにもかくにも、日本人に馴染みの薄い表記をあえて使うくらいなんだから、㈱カラーという会社にとって、ギリシア文字って重要なんだろうなと、気になって気になって夜しか眠れなかったりする今日この頃です。
ここまでが前振りです
では、前振りを念頭に置いたまま、以下の変遷↓をじっくりと眺めてみましょう。
ということで、
エヴァ改2号機は本当はエヴァの12番目の機体
なんです。
これ、単なる言葉遊びではなく、そう考えることで色々と辻褄が合うんです。
<改2号機が2号機ではなく新しいエヴァである根拠>
『破』の最後でマリがこんなこと↓を言ってました。
これ、2号機の損傷が再生不可能なレベルに達しているためか、ビーストモードの弊害か、はたまたその両方かはわかりませんが、とにかく、『2号機はもうこれで死ぬ』とマリは言っているってことです。
つまり、このシーン↓で電源が落ちた時点で2号機は失われたんです。
ということはですね、エヴァ改2号機は、その形状や修繕箇所からしても2号機に由来することは明らかですが、2号機を再生(修理)した訳ではなく、2号機を素材として新たなエヴァを造ったとしか考えられないんです。
だって、2号機はもう失われているんだから。
つまり、エヴァ改2号機は、2号機ではなく新たなエヴァだと考えないと辻褄が合わないんです。
<12番目である根拠>
エヴァ改2号機が新たなエヴァだとして、10番目・11番目・12番目の中で12番目であるのは、『2号機と関連付けられるから』という作り手側の理由が一番大きいんじゃないかなと思ってます。
だって、10番目や11番目だったら、上述した『12=XⅡ』のトリックが使えないので全然面白く無いじゃないですか。
私が作り手側だったら、エヴァ改2号機のナンバリングは12番目以外は考えられないですし、むしろ、12番目にするためにストーリーの方を変更する位の手間はかけるんじゃないかな。
んで、実際のところ、エヴァ改2号機が建造されたタイミングを真面目に考えてみると、10番目・11番目・12番目の中で最も後である12番目である可能性が高いのではと私は思っています。
どういうことかと言うと、『エヴァで多くの人が気付いていないこと その1』で私は、世界AとBの合体の際に、Aの世界の大陸上の人工構造物や大気が月に転送され、その一方で、Bの世界の青い海とそこに本拠地を構えていたとヴィレの人達とが月に転送された可能性を示しました。
つまり、私の考えに従えば、ヴィレの人達の手にエヴァ2号機(死亡済)が渡ったのは、世界AとBの合体後の月での出来事だと導かれます。
すなわち、エヴァ改2号機が造られたのは、『Q』の世界ができてからエヴァ第13号機が登場するまでの間ということになります。
そして、エヴァ第13号機が登場するのが新劇場版『Q』の後半だということを考えれば、エヴァ改2号機が造られたのって、たぶん初号機を強奪するちょっと前くらいじゃないでしょうか。
なので、そのちょっとの間に新たなエヴァの登場・戦闘・退場・・・といったエピソードが隠されていると考えるのは、何となく無理があるような気がしませんか?
つまり、エヴァ改2号機とエヴァ第13号機の間に他のエヴァが存在するとは考え難いということで、エヴァ改2号機が12番目のエヴァであるということになるんです。
<『改2号機』という表記の違和感>
『Q』を劇場で観たときのことです。
というセリフを聞いて、
『何で、エヴァ2号機改じゃないんだろ?』
と思った記憶があります。
つまり、
紫電改
ドラゴンボール改
といった例を見ると判り易いのですが、『-改』という表記は、昔からの慣例としては接尾語的に使われることが多いんです。
(※一部例外有)
・・・というか、一番判り易い例↓を忘れちゃいけない。
そうなんです。
TV版の零号機は、改造された結果、名前の末尾に『改』が付与されていたじゃないですか。
20年前のことなのでちょっと忘れていましたよ(動揺)
あと、あまり知られていませんが、『破』の零号機も、実は『改』が付いているんです↓
(※零号機が『序』の最後で大破したことに起因すると考えられます)
(※『破』のBD付属のブックレットより)
ということで、エヴァ改2号機が、仮に2号機を改造しただけの機体であるならば、やはり改2号機ではなく2号機改の方が自然なんです。どう考えても。
以上を考慮すると、2号機改ではなく、改2号機じゃないとダメな理由があるんじゃないかな、あるとするなら上で私が述べたようなトリックがあるんじゃないかな、ということです。
単純な話ですが、だからこそ真理に近いんじゃないでしょうか。
・・・ちなみに、私が以前頑張ってクリアした怒首領蜂大往生デスレーベルのラスボスも真緋蜂改でしたね(宣伝)
Yahoo!のトップ記事にも載ったんですよ(自慢)
(※クリアの動画はコチラ)
<問題点>(2016/11/18追記)
さて、今回の私の考えが仮に正解だったとすると、ある問題点を解決する必要があります。
それは、
ヴィレは、改2号機をどうやって建造したのか?
ということです。
つまり、普通に考えたら、2号機の屍だけを素材として新たなエヴァを建造できるわけが無いんです。
だって、それができるなら、2号機を蘇生させられることと同義になる訳ですから。
では、どうするのか?
私は、『2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものをヴィレが用意し、それと2号機の屍とを組み合わせることで改2号機を建造したのではと考えています。
しかし、『2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものとは一体何で、ヴィレはそれをどうやって用意したのでしょうか?
だって、ヴィレって、ネルフと敵対しているんだから、エヴァ関連のパーツを入手するのは不可能に近いはずなんです。
実際、改2号機の外観↓を見ると、エヴァの生体パーツを手に入れることができず、機械で補って無理やり稼働させている状況であることがうかがえます。
しかも、改2号機の建造のために必要なのは、単なるパーツではありません。
具体的には何かはわかりませんが、『2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものでなければなりません。
そんな重要な物をヴィレがどうやって入手したのか、皆さんわかりますか?
ほら、あるじゃないですか・・・
ヴィレにしか手に入れられないやつが・・・
ヴィレにしか手に入れられないやつが・・・
そうです、アレです↓
つまりヴィレは、
新旧両方の2号機同士を合体させてエヴァ改2号機を建造した
のではないでしょうか。
だって、『エヴァで多くの人が気付いていないこと その1.5』で述べたように、ヴィレの母体は旧劇場版のネルフの人々とそこを強襲した戦略自衛隊員達のはずなので、旧劇場版の2号機のアレ(残骸)を容易に回収できたはずなんです。
そして、『新劇場版の2号機が死んだときに失われた何か』を補完し得るものとして、『旧劇場版の2号機の残骸』って、これ以上無い程に説得力がある素材だと思いませんか?
実際のところ、『Q』には、エヴァ改2号機の中に旧劇場版の2号機が含まれていると考えないと辻褄が合わない部分があるんです。
それは、改2号機が自爆するシーン↓なんですが・・・
・・・自爆したにも関わらず、不思議なことに、改2号機の頭部から脊髄にかけての最も重要な部分の組織が丸々回収されている↓んです。
というか、自爆って普通、
そういった重要な部分が真っ先に吹っ飛ぶんじゃね?
(自爆に普通もクソもあるかという至極真っ当な突っ込みは却下)
と思って、これより前のシーンを見直すと、やはり不自然な描写があるんです。
それは、アスカ(惣流)が自爆を決意するこのシーン↓
アスカを含むヴィレ側の人間が、改2号機のことを『2号機』と呼ぶのは、後にも先にもこの1シーンのみです。
これが何を意味するのか?
まず、アスカ(惣流)にとっての2号機とは、普通に考えれば新劇場版ではなくて旧劇場版の2号機のことですよね?
だから、ここでアスカ(惣流)が謝罪している2号機とは、旧劇場版の2号機なんです。
つまり、私は、アスカ(惣流)が自爆させたのはエヴァ改2号機全体ではなく、その中に含まれている旧劇場版の2号機の部分だけだったのではと考えています。
実際、改2号機の自爆の直前のシーン↓では、自爆エネルギーの放射にムラがある(光っていない部分がある)ことがわかります。
そしてこの結果が、この残骸↓に繋がる訳です。
そして、この残骸↑には旧劇場版の2号機は含まれていないので、その正体は改2号機というよりも、新劇場版の2号機(の屍)そのものに戻ったような状態であると考えられます。
こいつ↓が『エヴァ8+改2号機』ではなくて『エヴァ8+2号機』なのは、こういったカラクリに起因するのかな?と私は考えています。
・・・ただ、この点に関しては私の考えもまとまっていなくて、上記残骸をあくまで改2号機(第12号機)と考えた上で、
『エヴァ8+2号機』
↓
『エヴァ 8 +2号機』
↓
『エヴァ 8 十(漢数字)2号機』
↓
『エヴァ 8 12号機』
↓
『エヴァ 8 +2号機』
↓
『エヴァ 8 十(漢数字)2号機』
↓
『エヴァ 8 12号機』
と暗に表現しているという可能性もあります。
だって、普通、番号が小さい順に『エヴァ2+8号機』って表現しませんか?
だから、『エヴァ8+2号機』という表記は、いかにも何か仕込まれているような気がするんですよね・・・
まぁ、どちらにしろ、この部分が今後の考察に影響を与える内容でもないので、現時点では厳密に確定させる必要は無いと思ってます(言い訳)
<結論>
ということで、今回は、エヴァ改2号機が実はエヴァの12番目の機体だということを説明した上で、その建造方法について更に追記しました。
ちなみに、エヴァ改2号機が建造されたのは『Q』の世界であるはずなので、そのナンバリングとしては、
エヴァ第12号機
が妥当かなと思います。
(※エヴァのナンバリングのルールは『その3』を参照して下さい。)
そして、エヴァ8+2号機も新たなエヴァなはずなので、同じルールに則ってナンバリングするとすれば、
エヴァ第14号機
ということになるんじゃないでしょうか。
・・・
ということで今回はここまで。
次回の『エヴァで多くの人が気付いていないこと その6』では、エヴァのナンバリングの続きとして、今度こそエヴァの10・11番目の機体について説明したいと思います。
ではっ!
一応その可能性も考えたのですが、改2号機のことを作中で「改2」「ツーダッシュ」と呼んでいるので、「改」は「エヴァ」ではなく「2」の方に掛かっているようです。
観察力がハンパないです。
というか庵野がここまで考えて仕込んでいるとすれば
もう単なるエンタメアニメを超えている。
S-DATのウォークマンの小道具にしろ、
時代背景としては不釣り合いな古い代物について
TV版ではその理由を特に説明してこなかったが、
新劇にて初めて“ゲンドウの私物”ということが明かされ、
異物感がハンパなかったものが理由一つでしっくりくるものへと変わった。
そこまで細かい設定を考えているのに
本編ではわざわざ説明はしてないので
映像の一欠片から読み解く他はないのですが、
このブログでの考察により
今まで繋がっていなかったものが噛み合いだしてくると
庵野の才能に驚愕します。
私事ですが、晩御飯食べながらこの考察を読ませて頂きました。ちょっと旧劇の弐号機が出てくるとは思っておらず、もうカレー食えないです。訴訟
すごい!
第10号機
で、予告のインフィニティと戦ってるのは、破とQの間に起きてることなのでは?