生きることは思い出作り。
東京在住の女性M様から「一緒に馬肉を食べていただけませんか?」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。もうすぐ還暦を迎えるが、これまで一度も男性とお付き合いをしたことがない。男性と二人きりで食事をするのも、実は、今回が生まれて初めてのことだ。M様は、そのようなことを言った。私は「おお、ご指名ありがとうございます」と、ホストみたいなことを言った。馬肉は大好物なので、バクバク食べた。これでもか!!!というくらいに、馬肉と白米を食べた。
M様は言った。友達から「ここの馬肉はこれまで食べた馬肉の中で一番美味しい」と薦められた。一人で食べるのもあれだし、友達とのスケジュールを調整するのも大変だし、どうしようかなと思ったら「坂爪さんがいるじゃない」と思って、連絡したらすぐに食べられることになって嬉しい。占いが好きで、鑑定してもらうと「パートナーを見つけよう」とか「女性用風俗に行こう」とか言われることが増えて、これまであまり興味を持てなかったことをやってみようと思い、女性用風俗に行くくらいなら坂爪さんにお金を使おうと思って連絡した。M様は、そのようなことを言った。
私は「私の文章の何が好きで読んでくれていたのですか?」と聞いた。M様は「私はすぐに人目を気にして嫌われないように生きてしまうから、自分軸で生きているところに惹かれたのだと思う」と言った。M様は「変な人だと思われたくない」と言った。だが、悲しいことに、坂爪圭吾の文章を読んでいるという時点で、私も、M様も、これを読んでいるあなたも、おしなべて変である。だから、安心してください。変な人だと思われても大丈夫。この世の中には、変であれば変であるほど「君は最高だね!!」と言われる世界がある。みんな、隠しているだけで変なのだ。だから、率先して変を出せる人に、私たちは惹かれるのだ。
M様は「これまでお付き合いをしたことがないから、何を話せばいいのかわからない」と言った。私は「話すべきことなんて何一つないから、話したいことを話せばいいのだと思う」と言って、日本刀の話をした。博識のM様は「私も日本刀が大好きです。本物はうっとりするくらい美しくて、飲み込まれそうになりますよね」と言った。まさか、日本刀の話題で盛り上がれるとは思っていなかった。話題は武具に移り、お見合いパーティーに甲冑を着て行ったら百人から嫌われても一人から思い切り好かれるのではないかなどと話した。日本人は、油断をすると「ちゃんとしなくちゃ」と考えてしまう。だが、ちゃんとしないでくださいと言いたい。もっと変になってくださいと言いたい。もっとダメになってくださいと言いたい。頑張ることで解決しようとしないで、ダメになることで解決しようとしてください、と言いたい。
死ぬ時に残るものは「ああ、面白かったな」という思い出である。「ああ、何もやらなかったな」と思って死ぬのではなく、たくさん失敗したけれど「ああ、面白かったな」と思って死ねたなら、それは良い人生である。畢竟、面白ければOK。M様が甲冑を着たら、私は爆笑する。爆笑して、友達に紹介して、全員に甲冑を着せて、記念撮影をする。誰かに好かれるためとかではなく、自分の好きなことをやっていたら、勝手に恋人も友達もできる。別れ際、M様は「ハグしてください」と言った。ナイストライ。頑張るのではなく、トライする。なんでもいいから、やってみる。坂爪圭吾がいるじゃない。生きることは思い出作り。気持ちいいこと続けよう。男一匹、今日も行く。
坂爪さん
本日はありがとうございました!
馬肉を堪能していただけて良かったです。
私はもうお代わりしに行きたいくらいです😆
今さらなんか恥ずかしくなってジタバタしてますが、今夜は日本刀のことや次は一緒に何を食べようかなということを考えながら寝ます。
ありがとうございました!
おおまかな予定
6月13日(金)東京都中央区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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