法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

横須賀在日米軍が基地の外でまで自動小銃をもちだしていたのを「つい踏み出してしまった」とフォローできるなら、山城博治氏が逮捕されたのは何だったのか

横須賀 米兵が基地の外で自動小銃を持ち警備 反戦デモの団体が市に要請書 | カナロコ by 神奈川新聞

基地反対などを呼びかけるデモが行われた際、米海軍横須賀基地(同市)の米兵が基地の外で自動小銃を手に警備していた問題を巡り、デモを主催した市民団体「非核市民宣言運動・ヨコスカ」は10日、上地克明市長が市議会で「(国に確認したところ)直ちに問題になるわけでないと認識している」とした答弁の撤回などを求める要請書を市に提出した。

 上地市長はこの日の記者会見で「(基地外へ)つい踏み出してしまったのではないかと思うが、威嚇されたと感じている方がいることは受け止める。もし本当に市民への威嚇なら今後、意見を米軍へ言わなければいけないが、今は申し上げることはない」との見解を示した。

 この記事を読むかぎり、上池氏だけでなく、主張の根拠とされた国の判断にも疑問がある。そもそも基地内であれ、デモに対して自動小銃をもって「警備」することにどのような正当性があるのか。
 山城氏の逮捕にいたる状況は米軍から映像が流出するような不穏な動きもあった*1。逮捕の正当性を根拠づけるとされたその光景は、ヒートアップする抗議運動を抑制するように前にまわったためラインをこえたという釈明と矛盾があるものではなかった*2
 デモに対して自動小銃をもちだす米軍を擁護するなら、山城氏の行動を許容することはずっとたやすいはずではないか。