OISTの施設管理業務担当職員が約2億円不正受領
OIST=沖縄科学技術大学院大学で施設管理の業務を担当していた課長級の職員が、業務委託先の会社から10年以上にわたって現金あわせておよそ2億円を不正に受け取っていたことがわかりました。
これは12日、OISTが設置した第三者委員会が記者会見を開いて明らかにしました。
それによりますと、OISTの課長級の職員は去年12月までの10年以上にわたって施設の清掃や警備などの業務を請け負っていた会社の関係者からあわせておよそ2億円を不正に受け取ったということです。
職員は「予算が縮減され、外国人教員の渡航費などを工面するのに苦慮している。裏金作りに協力してもらいたい」とうその説明をして繰り返し現金を要求していたということです。
受け取った金はクラブでの飲食費や女性との交際費に使ったと説明し現時点で弁済はしていないということです。
第三者委員会は委託業者を選定する過程などで職員が会社に対して何らかの便宜を図った事実は確認されなかったとした上で、この職員が長年にわたって施設管理の現場業務のトップであり続けたことが不正の一因になったことや、通報窓口の周知や利用の促進が十分でなかったことを指摘しました。
職員は不正が発覚した去年12月に懲戒解雇の処分になっていてOISTは今回の調査結果も踏まえて今後の対応を検討するとしています。
OISTのカリン・マルキデス学長兼理事長は、「皆さまにご心配をおかけしたことについて重ねておわび申し上げます」と陳謝し、契約手続きなどを行う部署の担当職員は、定期的にローテーションを行うなどの再発防止策をとることを明らかにしました。