【独自】「君はばかだ」東海学園大大学院で元副学長がアカハラ 学生に暴言、賠償命じる判決
2025年6月12日 05時10分 (6月12日 05時10分更新)
指導教員によるアカデミックハラスメントで抑うつ状態になったとして、東海学園大大学院(愛知県みよし市)の学生だった男性(26)=名古屋市=が男性教授(60)と大学を運営する学校法人東海学園に賠償を求める訴訟を起こし、両者に計140万円の支払いを命じる判決が出ていたことが分かった。一審名古屋地裁に続き、4月の二審名古屋高裁も不当な叱責(しっせき)があったと認め、5月22日に確定した。
一、二審判決によると、男性は2022年4月に同大学院の経営学研究科に入学。当時副学長だった教授がゼミの指導教員だった。同5月、ゼミを欠席した男性に、教授は「君はばかだ」「邪魔だ、出て行け」「親連れてこい」などと叱責。コーヒーをこぼし「おまえはサルだよ。人間らしいことやってみろ」と言って拭かせるなどした。男性は翌月から通学できなくなり、24年5月に抑うつ状態と診断された。
判決は、叱責は過度に乱暴で上下関係を利用した不当なもの...
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