【速報】万博『自動運転バス』事故 原因は「大量のエラーデータ送信」公道でテスト運転12日から実施
大阪・関西万博の会場とパークアンドライド駐車場を結ぶ自動運転バスが起こした事故について、バスを運営する大阪メトロは11日、調査の結果、システム上で大量のエラーデータが送信されたことにより、ブレーキの一部が作動するための情報が伝わらなかったことが事故の原因だと明らかにしました。
■回送中にコンクリート壁に衝突 同型バス4台含め運行見合わせ中
この事故は4月28日午後4時半ごろ、大阪・舞洲の「パークアンドライド」駐車場のバス待機場で、万博会場の西ゲートと駐車場を結ぶ自動運転バスが回送中にコンクリートの壁に衝突したものです。回送中だったため乗客はおらず、運転手にもケガはありませんでした。
協会によりますと、自動運転ではなく「手動運転」モードになっていましたが、事故後の運転席の画面に「エラー画面」が表示されていたということです。
自動運転バスは他にも同型の車両が4台ありますが、当該バスを含め運行を見合わせ、運行の委託を受ける大阪メトロなどが事故の原因を詳しく調べていました。
■エラー情報が通信を阻害…パーキングブレーキかからず 対策実施しテスト運転へ
大阪メトロによりますと、事故の前、車両のネットワークが何らかの要因でエラーとなったため、バスの運転手が「自動運転」から「手動運転」に切り替えていました。その後、自動運転システムが初期化するデータを車両側に送っていましたが、このデータの送信速度が車両の認識できる速度を超えていたため、エラー情報が大量に発生し、車両のネットワーク通信が阻害されたということです。
この通信不良により、運転していた際にフットブレーキ操作を行った情報が車両側に送られず、パーキングブレーキはフットブレーキ操作がないと作動しない機能のため、パーキングブレーキが入らない状態となり、停車した位置に勾配があったため、バスが動き出し、壁に衝突したということです。
大阪メトロはすでにシステム上の問題については対策をとった上で、12日以降、公道上で1週間程度のテスト運転を行い、問題がなければ、関係機関に報告の上、運転を再開するとしています。