食べられる店が急増…スパイス香る「ビリヤニ」ブームなぜ?【THE TIME,】
THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員: 「初めて食べるお米の食感で、サラサラ・パラパラ・フワフワ。お肉ほろほろ、柔らかくてお米にも肉の旨みが滲み出ている。おいしい」 肉の柔らかさを生み出すのは“パキスタン流”の炊き方。 鍋にカレーとバスマティライスを交互に重ねて層にすることで、肉の形が崩れにくく、旨みもご飯に染み渡るのだといいます。 オーナー ザヒット・ジャベイドさん: 「ビリヤニは結婚式やお祝いで作るもの。今は周りもビリヤニに力を入れているからすごく嬉しい」 ■スパイスの香り広がる「ブームの火付け役」 続いてカリー子さんが「“ブームの火付け役”と言っても過言ではない」と推すのが東京・神田にある『ジョニーのビリヤニ』。 1番人気の「マトンビリヤニ」(1500円)は、骨付きの羊肉を柔らかく煮込み、スパイスの効果でクセが消されているので食べやすいのも特徴です。 約10種類のスパイスとマトンのカレーの上に、半茹でのお米を何回かに分けて重ね入れるスタイルですが、カレーから出る水分を考え「下は硬め、上は柔らかめのお米」と調整。全体の炊きムラがなくなり、蒸気でスパイスの香りも米全体にふわっと広がるといいます。 新名部員: 「噛むとモチっと弾力がある。お米自体もスパイシーだけどマトンと一緒に食べるとスパイシーさが増す」 ■和の食材で「親しみやすい味」 さらに、新しい“アレンジ”ビリヤニも。 スパイス料理研究家・印度カリー子さん: 「現地の食べ方を取り入れつつ、“日本の食材”をうまくビリヤニに生かしている」 3月に東京・文京区にオープンした『パラダイスアレー』の名物は、「サバのビリヤニ」(1300円※ランチ価格)。 山盛りのビリヤニを、銀の平らな大皿に“ひっくり返し”て食べるスタイルで、これは南インド・サラセリーの伝統的な食べ方だといいます。 ひっくり返すと、ちょうどご飯の上にのっかる形になるのが、サバのカレー。 新名部員: 「おいしい!サバが入ることで親しみやすい味に変わる気がする。日本人が食べやすいビリヤニな感じがします」
スパイスも具材も、作り方も食べ方もそれぞれ。その店独自の味が楽しめるビリヤニの人気が広がっています。 (THE TIME,2025年6月9日放送より)
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