“ビリヤニ”って何? どこの国の料理? スパイスカレーブームでにわかに注目 コンビニで限定販売も
数年前から続く“スパイスカレーブーム”。それに紐づくかのように、見かけるようになったのが「ビリヤニ」という料理。具体的にどんなものなのでしょうか? 【写真】ビリヤニには、とある「細長いもの」が使われている 京都のビリヤニ専門店「INDIA GATE」のオーナーである山縣智さんに聞きました。 ☆☆☆☆ 「ビリヤニとは、インドやパキスタンで祝いの席やラマダン明けに食べられる炊き込みご飯のことです。ポジション的には、日本でいうところのお寿司に近いかもしれません」と山縣さんは説明。 炊き込みご飯と聞くと和食に近い印象ですが、大きく異なるのは「スパイスを使う」という点。 「スパイスの数はビリヤニの種類によって違いますが、5〜10種類程使われていることが多いと思います。また、インディカ米という細いお米を用いるのも特徴の一つです」(山縣さん) これまで日本ではあまり馴染みのなかったビリヤニですが、ここ数年は目にする機会が増えていると山縣さん。 「まだまだ人気があるとは言い難いとは思っていますが、5年前に店を出した頃よりも認知度は上がっているかと。3年前くらいからコンビニでも期間限定で発売されており、その影響も大きいと思います」(山縣さん) ミュージシャンとしても活動する山縣さん。店を始めたのは、自身が“ビリヤニのトリコ”になったことがきっかけだそう。 「ツアーでは色んな土地に行くんですが、ラーメンやカレーなど一人で入りやすいお店に行くことが多かったんですね。その中でビリヤニを知りました。初めて食べたときはおいしいのかどうかよく分からなかったのですが、数日後、また食べたくなり……もう一度食べに行ったらどハマりしました」(山縣さん) 今後の目標について、山縣さんは「まずは地元の方にしっかりと愛される店になること。将来的には『ビリヤニ好きだから来る』のではなく『料理がおいしいから行きたい』と思ってもらえる店にしたいです」と語りました。 (取材・文=迫田ヒロミ) ※ラジオ関西『Clip』2025年4月16日放送回より
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