(エッセイ)スーパー銭湯で初めてのトラブル(備忘録)
ある日の夕方、いつも行くスーパー銭湯「いちの湯 古河店」で帰りがけに、
受付のお兄さんと、トラブルになりました。ことの次第は、次のとおりです。
わたしは、性別適合手術を受け、現在は戸籍上も法的にも、女性として生活しています。
18時前頃、わたしは帰りしなに、受付で会員証を作ろうとしました。ところが若い男性のスタッフから「あなたはもしかして、ニューハーフですか」と聞かれました。わたしは、質問の意図がすぐにわかったので、性別が記載された公的証明書(マイナンバーカード)を提示して、女性であることと、性別変更したことを告げました。すると、男性スタッフは「3人くらいの女性から、クレームを受けている」と言いました。どんなクレームですかと聞くと「いまは女性になったんだろうけど、元男性かもね。不快だね」といった類のものだと言いました。わたしは「では、今後は使わないで欲しいということですね」と念を押すと、言いよどみながらも、そういうことだ、と言いました。
わたしは現在、戸籍上も法律上も、そして体も完全に女性です。若干男性だったときの名残が、喉仏などに残っている程度で、同性(女性)からクレームを受けるような外見ではないと思っています。現に社会生活も普通に女性として送っています。
3人からクレームがあったと言いますが、クレームの内容が恣意的で相対的だと感じました。感じ方は、千差万別。年令によっても異なるでしょうし、高齢者のほうが抵抗を感じるかも知れません。ついでに言えば、わたしは別に全員からクレームを受けたわけでありません。たったの3人だけです。
店のスタッフの認識不足と、人権感覚のなさ、それに「ニューハーフ」と「性別変更した女性」の区別が、まったくついていない感じでした、それと、あきらかに差別意識が感じられました。男性のような厳つい女性が入店していたとして「あの人、なんか男性っぽくて不快だ」という類のクレームがあったとしても、今回のような判断は、しなかったでしょう。
仮にジロジロ見られたり、トラブルがあったとしても、それは個人同士の問題であり、店舗としてそのようなプライベート領域に介入して、尚且つ、会員証の発行拒否と、次回からの利用拒否をわたしに強いる権利は、ないとおもうのです。
確かに、公衆浴場という場は、性のようなデリケートな問題が、発生しやすいとおもいます。しかしながら、法律的にも公的にも瑕疵がないのに、今回のような処置がとられたことは納得がいきません。人権侵害であり、憲法違反ですらあります。
わたしは、今回のことで、多大な精神的苦痛を受けました。
相手の回答次第では、法的な手段(損害賠償訴訟など)も検討しています
---------------------------------------------------------------------------
本社あてに、上記のような内容のメールを送りました。
まあ、たいした対応はされないでしょうが、
わたしは、半分は本気です。
このまま引き下がるつもりは、ありません。
元男性と見られてしまった理由は、親しいニキ友さん曰く、
喉仏の存在か、あるいは、お腹の肉が年相応に出ていないから、
と自説を述べてくださいました。
それはそれとして、傷が癒えていないうちに、同じような傷を受けて、
かなり堪えています。他の親しいニキ友さんの言う、
「深謀遠慮の必要な案件」「ある種の宗教上での衝突」というやつです。
”社会的な問題”なので、根が非常に深いのです。
世の中「地雷」だらけで、自分の知らない場所に埋め込まれているため、
避けようがありません。今回も誤って踏んでしまいました。
◯最後に、敬愛するニキ友さんからいただいた、最高の詩を記します。
ゆきちゃんはね
誰よりも可愛くて優しくて
愛らしい、おにゃのこだよ
負い目は感じなくてもいい
でも傷つきそうな場所に
近寄ってはダメ
外見だけで信じて貰えないのが
何だって言うの。
女を捨てた女より
キレイを目指すゆきちゃんの方が
よっぽど素敵じゃん
コメント
9返信コメントありがとうございます( ´∀` )
こちらこそ、これからもよろしくお願いします・・・
私のラインIDはプロフィールに載っています…
そこでチャットしてくださいね!!
Facebookで友達に追加されました
なぜいちいち他人の体つきをレポートしてたんですか?何の意図があったんですか?非公開になってしまっているようですが、内容もしっかり拝見しました。こんな人が銭湯にいるかもしれないと思うとただただ恐怖です。
その点はどうお考えでしたか?