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製薬企業で構成される医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(メーカー公取協)は2025年5月30日に行われた総会で、医師をはじめとした医療従事者に対する製薬企業の飲食提供ルールを見直すことを公表した。ルールの実質的な見直しは10年以上ぶり。急速なインターネット活用による情報提供活動の変化などに加え、規制の空白部分や不明瞭な部分があったことから改定を決めた。新ルールは2026年4月1日から施行される予定。
現在のルールでは、1人当たりの上限金額について、「3000円(製品の説明会における弁当や茶菓子)」「5000円(医療機関などの施設外で医薬情報活動に伴う飲食)」「1万円(参加者が少人数のため、講演会後に着席して行われる懇親行事などでの飲食)」「2万円(製品の講演会後における立食での懇親行事などでの飲食)」の4パターンとなっている。飲食とはアルコールを伴う食事のこと。メーカー公取協は提供ルールが、「国民・患者目線で理解が得られるものとなっているか」「飲食等の提供行為自体が不当に取引を誘引する手段となっていないか」などを考慮し、見直しを図ったとした。