佐賀調理製菓専門学校が2年後に西九州大学短期大学部に統合
西九州大学グループを運営する学校法人は、外国人留学生など学生の多様化を背景に教育環境の充実を図ろうと、佐賀市にある「佐賀調理製菓専門学校」を2年後の2027年度に短期大学部に統合すると発表しました。
学校法人「永原学園」によりますと、佐賀市多布施にある「西九州大学佐賀調理製菓専門学校」について、来年度で学生の募集を停止し、翌年度の2027年度から西九州大学短期大学部に統合するということです。
専門学校には調理師科とパティシエ科の2つの学科がありますが、それらのノウハウを集約し、短期大学部の地域生活支援学科の中に「調理・製菓コース」を新設するということです。
統合の理由について、学校法人の担当者は、外国人留学生や自分のペースで学びたい若者など学生の多様化が背景にあるとした上で、そうした変化に対応して教育環境の充実を図るためだとしています。
今後は新たなコースの定員や統合したあとの専門学校の校舎の活用方法などについて、さらに検討を進めるとしています。
永原学園の福元裕二理事長は「国際的な視野で教育方法を抜本的に見直し、前に進んでいくという姿勢がなければ、思い切ったことはできない。前向きにチャレンジしていく道を選択した」と話していました。