北見市社会福祉協議会が訪問介護終了へ 背景には厳しい経営
北見市の社会福祉協議会は、市内で行っている訪問介護サービスについて、物価や人件費の高騰で経営が厳しくなったとして、来年度末での終了を決めたことがわかりました。
北見市社会福祉協議会は現在、市内中心部から離れた常呂町や留辺蘂町などに住む高齢者など、およそ150人に訪問介護サービスを提供しています。
社会福祉協議会によりますと、訪問介護事業は人件費や物価の高騰により、10年ほど前から赤字が続いていたことに加え、去年4月に訪問介護の基本報酬が引き下げられたことで経営が一段と厳しくなったということです。
さらに介護スタッフの確保も難しくなっていることから、社会福祉協議会は去年10月に開かれた理事会で、来年度末で訪問介護サービスを終了することを決めました。
社会福祉協議会は今後、利用者を市内の民間事業所に引き継ぐための調整を進めることにしています。
北見市によりますと、市内では社会福祉協議会以外にも訪問介護をやめる事業者が出ているということで、介護人材不足が深刻化する中、広大なサービス提供エリアをどうカバーしていくかが課題となっています。
北見市社会福祉協議会の鈴木雅貴事務局長は、「利用者が困らないよう、来年度末まで誠心誠意サービスを提供していきたい」と話していました。