滋賀県立図書館(大津市)のホームページ(HP)が不正アクセスを受けて閉鎖している問題で、滋賀県教育委員会の村井泰彦教育長は9日の定例会見で、約2週間たった現在も復旧のめどが立っていないとして「長期間にわたり大変ご迷惑をおかけしている」と謝罪した。
同館は先月27日、HPの一部が不正アクセスで改ざんされたことを確認し、同日にHPを閉鎖。HP上での蔵書検索や予約、貸出延長などができなくなっている。利用者の個人情報の流出は確認されていないという。
村井教育長は「HPの管理ソフトへの攻撃が行われ、セキュリティー環境を見直し、再発防止策を確認しているところ。具体的な再開の目安は示せないが、数週間の間には復旧したい」と述べた。館内での蔵書検索や図書の貸出返却といったサービスには支障がないという。