《相次ぐゾッとする報道》兵庫県の告発者潰しの「正体」が証言でも…斎藤知事の“許されない”言い逃れとは
配信
兵庫県の告発者潰しの「正体」が証言でも…
《その場に同席していた前理事、報告を受けた片山安孝・前副知事の話が、前総務部長の話とほぼ一致することから、「これらの供述の信用性を否定することはできない」と評価した》(朝日新聞、5月28日) 産経新聞は『元側近3人 証言一致 斎藤氏のみ否定』(5月28日)と報じた。インパクトがありすぎる見出しだ。否定するのは知事当人のみという状況なのである。県は漏洩した井ノ本氏を「刑事告発はしない方針」という。この“やさしさ”、そりゃそうだろうなぁ。 いよいよ兵庫県の告発者潰しの「正体」が証言でも見えてきた。毎日新聞社説は斎藤知事に問う。 『兵庫知事が「漏えい指示」 もう言い逃れは許されぬ』 《私的情報の漏えいが元県民局長を死に追い込んだ可能性もある。知事の疑惑を追及していた元県議も中傷を受けて死亡している。もう言い逃れは許されない。知事は自らけじめをつけるべきだ。》(5月28日) 知事にハッキリとけじめを求めた。この件では人が何人も亡くなっているのである。 当の斎藤知事は「県政を前に進めることが私の責任の果たし方だ」と相変わらず。何か問題があって問われているのに「前に進めていきたい」というのは目線を先にずらしたい人がよくやる手口だ。「否定するのなら、説得力のある説明をする必要がある」(毎日社説)のだが当然だができない。話をずらしている人の言葉をリアルタイムで見せられるのはいつまで続くのだろう。 ◆◆◆ 文春オンラインで好評連載のプチ鹿島さんの政治コラムが一冊の本になりました。タイトルは『 お笑い公文書2025 裏ガネ地獄変 プチ鹿島政治コラム集2』 。
プチ鹿島
- 209
- 737
- 126
関連記事
- 【画像】青いワンピース姿で、近づいて笑顔でガッツポーズを…斎藤知事と慶應卒でPR会社社長女性の“密着写真”
- 【あわせて読む】「知事を貶めた黒幕」と壮絶なバッシング…自死した前兵庫県議・竹内英明氏(享年50)の妻が初めて語った斎藤知事への“率直な思い”
- 【あわせて読む】「無茶苦茶な調査をやらされている」兵庫県・斎藤元彦知事疑惑の「文春の情報源」調査に県職員は悲鳴《公金約400万円を投入》
- 81歳ひとり暮らしの父がラブホテルから救急搬送、いったい誰と…? 息子が驚愕した“老いた親の性生活”
- 「どこまでもズブズブ」「消費者を軽視しすぎ」野村哲郎元農相(81)に総額7000万円の“JAマネー”献金、28人天下りも…JAと農水族“癒着報道”に怒りの声