給食の“かき玉汁”の器が触れ児童がアレルギー症状 「誤った対応」保護者が上越市を提訴《新潟》
去年9月、上越市内の小学校で低学年の児童が給食でアレルギー症状を起こし、救急搬送された事故について、児童の保護者が上越市を相手取り、損害賠償を求めて提訴したことがわかりました。
この事故は去年9月、上越市内の小学校で発生しました。給食が「かき玉汁」だったことから卵アレルギーを持つ児童に対して、卵が入っていないメニューが提供されました。
しかし、この児童は食後に片付けを終えて自席に戻ってきた際、左ひじが別の児童の「かき玉汁」の食器に触れたと担任に申し出ていました。
児童は左ひじを水で洗いましたが、発疹の症状があらわれ、その後、救急搬送されました。
保護者は学校の教諭などの誤った対応により、卵によるアナフィラキシーを発症したとして、上越市を相手取り、110万円の損害賠償を求めて提訴しました。
提訴を受け、上越市の教育委員会は「代理人弁護士と協議しながら、対応してまいります」とコメントしています。