ネットミーム・デビルサマナー   作:生しょうゆ

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第三十九話 二人は幸せなキスをして終了

 

 

 

「ぬわああああん疲れたもおおおおん! お前ちょっと待たせすぎ……待たせすぎじゃない? すっげえ出遅れたってはっきりわかんだね!」

 

 サタンが掻き集めた大衆の願望と畏敬の念を犯し尽くして奪い取り、顕現した威霊は軽い調子で言う。出遅れたも何もお前をずっと待ってたんだよ!

 

「遅ぇんだよお前よぉ! 遅いって、本当に、本当にさあ!」

「ま、多少はね? ヒーローは遅れてやって来るってそれ一番言われてるから」

 

 頭の後ろに手を組んで、いつも通りに軽薄に野獣は言った。おう余裕げな口調だなこの野郎! いつも通りのにやけ面でよぉ!

 

「ばっかお前、何が威霊だよ! 人類すべてが野獣先輩を支持するとかもう終わりだねこの世界! ほんっとさあ! もうさあ!」

「お、お前さサマナーさ、さっき俺が出てきたときチラチラ涙出してたろ。お前ホモか!?(嬉々)」

「ホモ(淫夢厨)だよ馬鹿野郎! そんな事分かり切ってるだろいい加減にしろ!」

 

 その会話にゲラゲラ笑い合って、肩を強く叩き合って、「この糞共がああああッ!」とサタンの声が邪魔をした。

 

 見れば野獣が飛び出した残骸ことサタン+ルシフェルは、元の姿を保てなくなり別の何かへとなりかけている。見上げるほどの巨体も人間大の大きさになり、無様だな。そんな状態でこれから何をしようってんだよ。

 

「んだようるせーよ! お前はもうとっくにレイプされて出産まで行ってんだよ。おい野獣、あれはなんや?」

「原天使:サタンですねぇ。ま、俺達の敵じゃないってはっきりわかんだね!」

「当たり前だよなぁ! イクぞ野獣!」

「やりますねえ!」

 

 俺と野獣は互いに見つめ合い、不敵に笑った。最後の最後のBB劇場、見たけりゃ見せてやるよ!

 

 対してサタンは最後のあがきとばかりにシャダイの拘束を打ち砕き、魔人共を振りほどく。神霊じゃなくなったからか、シャダイの光輝の届きが弱くなりやがったか。だがそれは弱体化しているという事実に他ならない。

 

 故に奴は気炎を上げて吠える。最後の最後に殺意を滾らせ、こちらを睨み叫び狂う。

 

「この、ふざけた人類の汚点共がッ! こうなれば我が身を捨ててでも、貴様らだけは道連れにしてくれるッ!」

「よっしゃあ野獣! 相手はもうビンビンに感じまくってるぜ。お前の出番だ!」

「114! 514! 胸にかけて胸に!」

 

 そう言って野獣はまさしく野獣のように飛び出し──サタンの近くにストンと座った。「何をッ」サタンが腕を振るう前に、奴はニヤリと野獣が如き眼光を見せ、はっきりと言った。

 

「サマナーさ、夜中腹減んないすか?」

「……! 腹減ったなぁ!」

「ですよねぇ! この辺にぃ、美味いラーメン屋の屋台、来てるらしいっすよ」

「あっ、そっかぁ……行きてぇなぁ!」

「じゃけん夜行きましょうね~~」

「おっ、そうだな!」

 

 阿吽の呼吸で会話を重ね、俺達はサタンを見つめ笑った。対して奴は顔を強張らせ、「やめろッ」と言おうとして何かに無理やり口を閉じさせられた。押さえ付けられるように座り込んだ。

 

 だからこそ、俺は余裕を持って歩を進める。サタンの傍を通り抜け、野獣の近く、どっかと大先輩の威厳を見せつけるように座り込み言った。

 

「あっ、そうだ(唐突)。おいSTNゥ! お前、さっき俺ら着替えてる時チラチラ見てただろ」

「いや、見てないですよ……ッ! ぐ、ギギッ……があっ……!」

「嘘つけ絶対見てたぞ(嘲笑)」

「何で見る必要なんかあるんですかァッ!(全ギレ)」

 

 ブッ! とサタンが屁をこいた。その音に俺と野獣はゲラゲラ笑った。

 

 空手部ごっこ……BABYLON STAGE 27 誘惑のラビリンス 第三章「空手部・性の裏技」の再現。サタンはそれに強制的に巻き込まれている。何故か? 野獣先輩がそうした方が面白いからだよ。集合的無意識がそう言ってるわ。

 

 その力に便乗し、サタンの尊厳をレイプしてやる。悪魔王がホモセックスすることはおかしくも何ともないだろうが(そうか?)、それがレイプ"される側"、それも"嫌がりながら""無理矢理"巻き込まれたら、その力は存在できなくなるほどまでに追い込まれるだろう。

 

 だからこいつも嫌がっているんだ。いや単に淫夢が嫌いないんゆめ君なだけかもしれんが。それにしたって無様だな。無様すぎるわ。シャダイも薄目になって引いとるわ。

 

「いや、()は言っている。こんな結末で終わらせようとする君に引いていると」

「おま……空手部でオチを付けるとか……えぇ……素直にドン引きっすよ……」

「そうですよ本庄様! これ、これ! アリスが言っていた空手部ごっこではないですか!」

 

 手持ち無沙汰になったのか、それともこんなの(直球)の中に割り込みたくはないからか、皆だらだら喋りながら一か所に集まって来た。野球観戦かな?

 

 まあ、見て楽しむという意味では間違っていないだろう。集合的無意識が望む、強制的空手部ごっこという名のレイプはな!

 

「いやこんなの(侮蔑)で良いんですか!? 私達色々ありましたよね!? その結末がこれで本当に良いんですか!?」

「そうですよ(便乗ライドウ)。こんなの記録に残せませんよ。ただでさえ、トリックスターという"事象"が消滅したためか、それが成した異変全てが消えているというのに」

「えっ、あの総理大臣の糞土方朗読無かったことになるの!? おい野獣! ほどほどで止められねえ? あれ絶対面白い素材になるから!」

「君さあ、何を言ってるんだよ(ドン引き)」

 

 だが、野獣は迫真の演技に熱が入っているのか、惚けた顔をしてサタンに言葉を放つ。この横顔、大先輩の位置から見るとよく分かるけど、全然鈴木福に似てねえな。

 

「あっお前さSTNさ、さっきヌッ……脱ぎ終わった時にさ、なかなか風呂こなかったよな?」

「そうだよ(便乗)」

「い、いやそんなことォ……ッ! 止め、本気でッ! 止めろォッ!(本音) 止めろォッ!(本音)」

「見たけりゃ見せてやるよ(嘲笑)」

 

 その時、ゲラゲラ笑っていたワグナスが、ふと何かに気が付いたようにハッとした顔を浮かべ、慌ててエリーの目を覆った。

 

「おい本庄! ニコニコ動画ではこれで終わりだぞ! これ以上はよくないぞ! なんかあれだぞ!」

「お兄ちゃん? 何を……というか何で笑っているの? 何でこれが面白いものって感じられるの? どうして?」

「ん、んにゃぴ……(め そ ら し)」

「触らないで! 汚らわしい! 羽交い絞めにしなさい三浦ァ!」

「もっと汚いのがこれから……まあいいかゾ。見たけりゃ見せてやるよ(便乗)」

 

 三浦が同じセリフを適当に言った。しかしこれから原作再現をこなすとかマジ興奮モンだぜ! まるでリスペクト精神に溢れた二次創作みたいだぁ……(直喩)

 

 もうなんかね、テンション上がっちゃってさ、さっきからビンビンなんだよね(疲れマラ状態)。だから見せてやるゾ~~これ。俺、気が狂ったのかな(一抹の理性)

 

 俺はズボンを脱ぎ捨て、サタンの顔面に"それ"を見せつけた。

 

「ホラッ!」

「うわっ」

「げえっ」

「……ほえっ?」

「えっ。なにっ。なんだあっ!?」

「ふう……ん。ふうんふうんふうううううん」

 

 "それ"……いや言ってしまおう。チンコである。チンポである。ペニスである。そして金玉まで、俺は頑張っていっぱい繰り出した。(金玉まで!?)

 

 絶叫が遠くから聞こえ、サタンの顔が不快驚愕嫌悪衝撃に歪み狂う。その顔に調子をよくして、野獣がにじり寄って囃し立てる。

 

「ほら見とけよ見とけよ~~」

「ホラ、見ろよ見ろよ。オラッ!」

「何やってんだSTN、ホラ見とけよ~~」

「やめろッ……! やめろおおおおッ! いやだあああ……ッ!」

 

 ぺちぺちとサタンの七つの顔に順番にチンコを叩き付けていく。ゴツゴツして痛い。今更だけど何やっているんだろうな俺。いや賢者タイムにはまだ早いぞ! 今この瞬間にだって、サタンの力は見る見る内に削られているんだ!

 

 何がトリックスター、何が原天使じゃ! たかが人間とホモビ男優にレイプされる程度の悪魔が、そんな高尚な存在なわけがないだろいい加減にしろ! お前が二度と魔界から出てこられなくなるように、この場で尊厳も存在も完膚なきまでに犯し尽くしたる!(狂人)

 

「ホラホラホラ。オラ口開けっ、口開けんだよホラ!」

「嬉しいダルルォ? オラ!」

「やめてくれよ……(絶望)」

「なんだよホラー、嬉しいダルルォ?」

「いやだ……(絶望)」

「ホラー。ホラ喜べよホラホラホラホラ。クチアケーナ・ホラ。ホラ。ホラホラ、ホラホラホラ、ホラホラ。ホラホラ、ホラホラホラ。もっと舌使えよ舌ホラ!」

 

 こいつ本当にホラホラうるさいな。ホラホラーマンか? でもホラホラダンスを生で見れたことはマヂ感激! オラッ! 俺のチンコ舐めんだよ! この伝承に乗っているメスブタみたいによぉ!

 

「あーっ何やっているのか分かりませんよ!!! この展開に一番戸惑っているのは私なんですよね!!! 凄くも何もありませんよこの異常、異常っ、異常者ぁっ!!!」

「あのホモガキ何も考えてないと思うで」

「ぶくぶくぶくぶくぶく……」

「あっ、聖女様が泡噴いて気絶しちまったゾ。おい兄貴、何とかしろ(放任)」

「何とかしてほしいのは本庄の方なんだが……。あいつ本当に属性の影響から外れてるのか? どこからどう見ても狂人ではないかたまげたなぁ……」

「うん。こんなのに三代目継がせない方が良いね。流石に」

 

 何か酷い名誉棄損が起きているような気がするが、これは護国だぞ(最悪の使い方)。世界を守るためにわが身(尊厳という意味で)を犠牲にして戦っているんだ。別に楽しくてチンポおっ勃ててるわけじゃねえよ! 当たり前だよなぁ!

 

「あぁ俺……今……人類の集合的無意識に見られながらSTNにチンコ見せてるゥ……アァ……。俺のこのプレイが……人類史になってぇ……記録されるんだ。俺のォ……この……恥ずかしい姿がァ……歴史、財産になってェ……見られて、みんなに知られる、アァ……俺が、淫乱の変態だっていう証拠がァ、アァ~~残っちゃうよォ。こんな、記録、記憶に残っちまったらアァ~~俺はァ……アァ~~…道を歩いて、あいつが歩いてるなんて言われて、アァ~~、アァ~~、それを思うと、アァ、チンポがビンビンにおっ勃っちまうゥ~~……おぉぉ~~~~おぉぉ~~~~おぉぉぉちんぽぉおおおおチンポ見てくれぇ…俺のプレイをみれくれぇ……」

 

 前言撤回。なんかテンションが変になってるな。何度もリピートして見て欲しくなってきている。

 

 やっべ。チンコ見せて終わりにするつもりが、テンション上がりまくって場の雰囲気に飲み込まれてきた。このままじゃ役割的に俺が突っ込んで突っ込まれることになっちまう! 童貞と処女を一挙に喪失するとかお得でも何でもなく最悪だわ!

 

 だが口は勝手に動くし野獣はノリノリだし、サタンは戦意喪失してされるがままになっている。だめだこりゃ。

 

 こうなりゃ……おいライドウ! 何とかしろ!「いや、まあ。はい」おう瞬きもせずに俺のチンコ眺めてんじゃねえぞオラァン!?「何でしょうかね。目を奪われて、それが貴方のだと思って」……ライドウ? おーい「それが何やら分からぬままに貴方のそれはどうしいぇががががががっ」あっ、バグった。

 

 こ、こうなりゃ、本当にケツ穴晒す覚悟を……と思ったところで、不意にチンコの勃ちが悪くなった。インポかな? えっ、この年で? と思ったがどうにも違うようだった。

 

 体の自由が利く。「先輩今度俺舐めますよ。立って(タメ口)」と腰を掴んできた野獣を「オォン!?」と殴り飛ばすことも出来た。これは……まさか……!

 

「そうか……! 四章と違って空手部ほんへを最後まで使われることは少ないんだ! 幸せなキスと違って、KMRの顔射がオチに使われる事ねえからな……。だから、ここまでくれば強制力は働かない!」

 

 あーマジで安心した! 集合的無意識マジで怖いわ。利用したと思ったのに利用させられるとかサタンの二の舞か何か? だがもう終わった!

 

「おいSTN、安心しろよ。お前のケツ穴は無事に済みそうだし、俺もお前で童貞卒業せずに済みそうだぞ。ちょっと歯ぁ当たったけどな」

「いやだァ……ひぎぃ……たひゅけて……(絶望)」

「おっ、そうだな(哀れみ)」

 

 サタン君は全人類に玩具として見られ、もうとっくに霊格を失っていた。スライム以下の塵芥だな。もう悪さも出来んだろう。

 

「つまり……これで終わり! 閉廷! 完全勝利! 人類の、俺たちの、勝ちだ!」

 

 俺は右腕を高く掲げ、完全勝利をアピールした。王者? 王者王者? 童貞(UNICORN)も守れたし、完膚なきまでの完全勝利……の割に、呆れ果てた様な視線が突き刺さる。

 

 うん、だろうな。はっきり言って俺後悔している(黒歴史)

 

「当たり前でしょうが何が勝ちですかクソボケがあああああああっ!!!」

「ハーイッタ!?」

 

 器ちゃんが跳んできて虚空から召喚した酒瓶で殴って来てぶっ倒れ。そのままマウントポジションでボコボコに。酸欠で苦しい。マヂ死にそう。

 

「勝ちも負けも無いですよクソボケ異常性愛者がああああっ! 離婚! 離婚ですよ浮気者っ! よりにもよって全ての元凶たるボケカスにっ! 本庄様の貞操をっ! ぐがああああああああ!!!」

「そうですよふざけているのですか貴方は下半身をそれをそれにぎごぎゃががっが」

「ぶくぶくぶくぶくぶくぶく……」

 

 わあ、死屍累々だあ。流石に未成年の女子らには刺激的な光景だったかな?

 

「これが……神の子が守った人の世の未来か……」

「もう終わりだねこの世界。全部殺したくなってきたよ本気で」

「死ねっす」

「死んでくれ本庄」

「今からニンジャが出て全員殺すか?」

「愉快だったゾ~~これ(サイコパス)」

 

 受けが悪いみたいですね……当たり前だよ馬鹿。アーシニソ……何でテンションに任せて空手部ごっこしてんだよ俺……。サタンの顔に思いっきりチンコ叩きつけてんじゃねえよボケ……。

 

「おっ、賢者タイムかな? じゃあその内に、俺は本番を楽しむとするかぁ!」

「いや、もういいって……そいつ消えかけてるし……なんか流石に可哀想になってきた……」

 

 気まずくズボンを履きながら、俺はサタンを指さした。なんか思いっきりトラウマ刻まれた顔で震えっぱなしだし、もう悪さ出来んでしょ。安心せい、峰打ちじゃ(処女という意味で)

 

「……もう、もう、やめてよ……いやだ……」

「おう帰れ! 二度と来んな!」

「あ待って下さいよぉ! 俺は原天使を強姦した初めての男になるぞ!」

「いやだ、ひぎぃーー!」

「あっ、逃げた」

 

 無様で可哀想な声を上げ、サタンはどっかに逃げて行った。魔界でもどこだろうとどうでも良いが、その後に残されたのは例のもじゃもじゃイケメンである。こいつにチンポ見せつけてたとか興奮してきたな。

 

「とにかく、これにて本当に終わり! 閉廷! ぬわああああん疲れたもおおおおおおん!」

「あ、待って下さいよぉ!」

「んあ?」

 

 ぐいと背を伸ばした俺に、野獣が手を伸ばしてきた。気色が悪いから払った。それでも伸ばしてきた。キッショイからぶん殴った。

 

「オォン!? 躊躇なく殴るようになったなお前な……」

「いや、何? 何のつもり?」

「肝心な所洗い忘れているゾ(ドヤ顔先輩)」

 

 そう言って野獣は「こ↑こ↓」とキス待ち顔(死ね)で自分の唇を指し示した。えっそれは……(恐怖)

 

「し、幸せな……いやいやいやいや。もう全部終わったって……っ!?」

 

 言いかけて、無理矢理唇を閉じさせられた。あっ、目が集まっている。終わりならこれに決まっているだろいい加減にしろ! って全人類のクソッタレホモガキどもが叫んでいる。

 

「お前も分かってんだルルルォ!? 人類皆が待ってるゾ。終わりには終わりって、ちゃんと示さないとなぁ?」

「ちょ、ちょっと待って下さい! 待って! 助けて! お願いします!」

 

 意志に反してギリギリと近づいていく。空手部ほんへを回避したと思ったら結局これかよぉ!?

 

「イーノック! 同性愛は異端だろうが今すぐ助けろボケェ! それにこれは自由な意志でも何でもねえぞ今すぐこいつ消し去れ!」

「いや、悪いがもう顕現の限界でな。また会えたら会おう。……まあ、君なら大丈夫だ。たぶん問題ない」

「今が大丈夫じゃねえんだよボケェ! おいニンジャ今すぐサプライズして全員殺せ! 俺も含めて全員殺してそれでエンドだ!」

「モータル共の意識はギンカク・テンプルめいて結晶し、一つのコトダマを叫んでいる。即ち『ニンジャが殺すより実際面白い』……アワレだな、サマナーよ」

「クソッタレのボケ人類があああああああッ!!!」

 

 クソッタレのオス共は呆れたようにどうでも良さそうに見つめているし、ほんと男って最低! だけど器ちゃんは酒瓶片手にまたぶん殴って来た。やっぱ器ちゃんがナンバーワン! ライドウとエリーなんて要らなかったんや!

 

「器ちゃん俺を助けろ! このままじゃヒロイン枠野獣で決まりなんだよフザケンナヤメロバカ!!!」

「そっちこそふざけないで下さいよ本庄様っ!!! 一回目の離婚ですよっどうしようもありませんよっ!!! あっいや何ですかこの強制力は一発で折れましたっ」

「ががががががががが」

「ぶくぶくぶくぶ……んあえっ? 何ですかこの光景は……あっ(追憶)ぶくぶくぶくぶく……」

「お前ら揃いも揃ってヒロイン力野獣以下か!!!」

 

 あっクソ勝手に目を閉じやがってうわクッサ! 獣臭っ! コ゜ッ!

 

「最初から……お前の事が好きだったんだよ!」

「大胆な告白は女の子の特権だろうがああああああっ!!!」

 

 ……その後、どうやって異界から帰り、元通りの日常を取り戻したのか、まるで記憶がない。

 

 ただ、これだけは言える。言えてしまう。様々な悪魔と対峙し、様々な運命が絡み合った事件だったが、その結末に関しては実に簡潔に言えてしまう。

 

 二 人 は 幸 せ な キ ス を し て 終 了

 

 

 

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