不登校・引きこもりの改善に向けた「遊び」の実践的アプローチ
再登校支援サービスのToCo(トーコ)広報担当の成瀬と申します。
今回の記事「引きこもりを徐々に解消する遊び5選」は、多くの保護者の方にとって実用的なヒントになる内容だったのではないかと感じています。
不登校の背景には、いじめや学業不振、人間関係のつまずき、HSC傾向などさまざまな要因がありますが、その根本的な解決には時間がかかりますし、確実な「正解」も存在しません。
ToCoには、日々「何をすれば良いかわからない」という保護者の方からの相談が寄せられます。
焦りと心配、そして「何もしないのも不安だけど、無理に動かして悪化させたらどうしよう」という葛藤。そのすべてが、親として当たり前の感情です。
特に、子どもが家にこもるようになってから数週間〜数ヶ月が経つ頃、家族の中で言葉が減り、空気が重くなる感覚に苦しんでいるご家庭が非常に多いです。
そんな中で、今回ご紹介したような「遊びを通じた関わり」は、親子の間に小さな変化を起こすための有効なきっかけになります。私たちが大切にしているのは、解決を急がないことではなく、「無理なく、けれども確実に、外の世界との接点を再構築していくこと」です。そして、その起点として「遊び」という形が、とても自然かつ効果的であることを、この記事を通じて少しでも感じていただけたのなら嬉しく思います。
特に、不登校が長期化する要因の一つに「生活リズムの崩れ」があります。これは、多くの方が想像する以上に深刻な影響を及ぼします。夜遅くまで起き、昼過ぎまで眠る生活が続くと、日中に起きている人々との感覚がズレていき、社会との接点がさらに希薄になります。そうなると、学校への復帰どころか、外出すら難しくなっていきます。結果として、本人の「戻る選択肢」自体が現実感を失ってしまうのです。
このような悪循環を断ち切るには、「朝起きる理由」「日中に動く理由」「人と関わる理由」が必要です。
それは勉強でなくても、遊びであれば十分です。むしろ、負荷のない形で生活リズムを整えるためには、遊びの方が効果的である場合も多々あります。
また、保護者の方が「遊び」を介して子どもと関わることには、もう一つ重要な意味があります。
それは、「親自身も、子どもの状態を受け入れる準備が整っていく」ということです。子どもが何を考え、何を嫌がり、何を楽しむのか。そうした感覚を、言葉ではなく「遊び」の中で体感することによって、親としての行動や声かけも、より実情に沿ったものへと変わっていきます。
一方で、誤解しないでいただきたいのは、「遊んでさえいれば元に戻る」という話ではない、ということです。不登校の回復には段階があります。外に出る、誰かと話す、スケジュールに沿って動く、課題に取り組む、再び学校に戻る……そのすべてを一気にやろうとすると、かえって後退するリスクもあります。だからこそ、「無理のないかたちでの一歩」が必要なのです。
ToCoでは、子どもたちの再登校支援を行う中で、遊びの活用に注目してきました。実際、スポッチャやスポーツ系ゲーム、街中を歩くようなシンプルな活動をきっかけに、生活が整い始めたという報告は多くあります。活動後、子どもが「また行きたい」と言った、朝に起きるようになった、親と笑って話せる時間が増えた。そうした積み重ねが、再登校につながる地盤を確かに作っていきます。
遊びは、ただの気晴らしではありません。状況を変えるための、小さくて強力なツールになり得ます。今回のコラムを通じて、ご家庭での実践に少しでもヒントを感じていただけたのなら幸いです。
このテーマにご関心を持たれた方は、ぜひ本記事の全文をご覧ください。親子で動き出す最初の一歩に、きっとお役に立てる内容となっております。


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