表現の自由と違法ライン

noteやコメントでどこまでが合法か知ろうということで、調べてきました。

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表現の自由は、日本国憲法第21条により保障されていますが、無制限ではなく、他者の権利や公共の利益とのバランスの上で制限され得ます。以下に、「どこまでが合法で、どこからが違法になるか」の主なラインを示します。


🔹【1】名誉毀損(刑法230条)

  • 違法となる表現例
     「〇〇は詐欺師」「〇〇は精神病」など、具体的な個人や法人について、社会的評価を下げる虚偽または不必要に侮辱的な事実を公然と示すこと。

  • ポイント
     事実かどうかに関係なく、「公共の利害に関係がなく、公益目的がなく、摘示方法が過度な場合」は違法。


🔹【2】侮辱罪(刑法231条)

  • 違法となる表現例
     「バカ」「死ね」「気持ち悪い」「お前みたいな奴に言われたくない」など、事実の摘示なしに相手の人格や尊厳を貶める暴言。

  • ポイント
     事実の有無は問われず、公然と侮辱すれば成立。SNS投稿、動画コメントなども含まれます。


🔹【3】プライバシー侵害(民法709条の不法行為)

  • 違法となる表現例
     ・住所や電話番号、LINE IDなどの個人情報を晒す
     ・私生活や過去の交際歴などを勝手に公開する

  • ポイント
     「公開されていない情報で」「本人の了解なく」「不特定多数に発信」することは高リスク。


🔹【4】著作権侵害(著作権法)

  • 違法となる表現例
     他人の文章・画像・動画・音楽などを「無断で転載」し、「自分の創作物として使用」する

  • ポイント
     引用の要件(※出典明記・改変しない・引用の必要性と主従関係)を満たしていないと違法。


🔹【5】業務妨害(刑法233条・234条)

  • 違法となる表現例
     ・虚偽の情報(「あの店はボッタクリ」など)を流布して営業を妨害
     ・過度なクレーム投稿で営業継続を困難にする

  • ポイント
     単なる批判ではなく、「虚偽」や「威力(圧力)」があると違法。


🔹【6】脅迫(刑法222条)

  • 違法となる表現例
     ・「殺すぞ」「家族にも危害を加える」など
     ・暗に「社会的に終わらせる」「ネットに拡散してやる」

  • ポイント
     具体的な危害の予告がなくても、「相手に恐怖を与える意図」があれば違法。


✅まとめ表(簡易版)

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必要であれば、各条文の解説や事例判例ベースでの詳細説明もできます。どのケースに関心がありますか?

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以下に、「表現の自由」に関する違法ラインの論点整理を法的観点から体系的にまとめます。


🔷Ⅰ. 憲法上の大原則

◆ 日本国憲法第21条

  • 表現の自由は保障される

  • しかし「公共の福祉」に反しない限りでの自由

◆ 制約が許される場合

  • 他者の権利(名誉・プライバシー・安全など)を侵害する場合

  • 社会的秩序や公共の利益を著しく害する場合


🔷Ⅱ. 表現の自由に対する主な制限(違法ライン)

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🔷Ⅲ. 表現が「合法」になるための典型的要件

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🔷Ⅳ. 裁判実務で争点になる主な観点

  1. 「公共性」:公益目的に資するか

  2. 「真実性」:内容が事実か、または事実と信じる相当な理由があったか

  3. 「摘示方法」:過度でないか、煽動的でないか

  4. 「人格攻撃性」:主観的な悪意や中傷に偏っていないか

  5. 「特定性」:個人が特定されうるか

  6. 「反論機会」:被害者に反論の余地がある形式か


🔷Ⅴ. 結論

表現の自由は重要だが、「真実性」「公益性」「必要性」「方法の相当性」が欠けると、違法と評価され得る。
とくにSNSやブログなどの公開性が高い場では、軽い言葉が法的責任を問われるケースが急増
している。


必要なら、それぞれの論点を「事例ベース」または「条文・判例付き」で掘り下げも可能です。どこを深堀りしますか?

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承知しました。以下に、表現の自由に関する主要な違法ラインを、条文・判例付きで具体的に解説します。


🔷Ⅰ. 名誉毀損(刑法230条・230条の2)

◆ 条文

刑法230条(名誉毀損罪)

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金に処する。

刑法230条の2(違法性阻却事由)

公共の利害に関する事実であり、その目的が専ら公益を図ることにあった場合において、事実が真実であると証明されたときは、罰しない。

◆ 判例

最判昭和41年6月23日(チャタレイ事件)

名誉毀損に該当しても、公共性・公益性・真実性の三要件を満たせば違法性は阻却されると判断。

最判昭和56年4月16日(週刊新潮事件)

政治家に対する批判報道で「公益目的性」と「真実相当性」が認められ、違法性が否定された。


🔷Ⅱ. 侮辱罪(刑法231条)

◆ 条文

刑法231条(侮辱罪)

公然と人を侮辱した者は、拘留または科料に処する。

◆ 判例

最判令和4年6月29日(侮辱罪違憲性判断)

SNS上での中傷行為の急増を背景に、表現の自由と名誉保護のバランスを考慮し、侮辱罪の法定刑引き上げを合憲と判断。

→ これにより、2022年から**懲役刑(1年以下)**が導入され、ネット上の人格攻撃にも厳しい対応が可能に。


🔷Ⅲ. プライバシー侵害(民法709条)

◆ 条文

民法709条(不法行為)

故意または過失によって他人の権利・利益を侵害し、損害を与えた者は、その損害を賠償する責任を負う。

◆ 判例

最判昭和56年4月14日(三菱樹脂事件)

私生活上の情報(性的嗜好・交友関係・思想信条)を無断で公開した場合、プライバシー権の侵害として違法。

東京高判平成15年9月25日(2ちゃんねる事件)

掲示板に「本名・勤務先・性的指向」を晒した投稿が、プライバシー侵害・名誉毀損にあたると判断。損害賠償命令。


🔷Ⅳ. 著作権侵害(著作権法第21条~第30条)

◆ 条文(抜粋)

著作権法21条(複製権)

著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。

著作権法32条(引用の要件)

公表された著作物は、報道・批評・研究等のために必要と認められる限度で「正当な範囲内で」「引用」できる。

◆ 判例

最判平成19年1月18日(ワイドショー事件)

ワイドショーで無断放映された映像について「引用の主従逆転」が指摘され、著作権侵害が認定された。


🔷Ⅴ. 業務妨害罪(刑法233条・234条)

◆ 条文

刑法233条(偽計業務妨害)

虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて人の業務を妨害した者は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金。

刑法234条(威力業務妨害)

威力を用いて人の業務を妨害した者は、同様に処罰される。

◆ 判例

最判平成17年7月12日(ネット掲示板事件)

虚偽の書き込みが企業の営業に重大な影響を及ぼした場合、業務妨害罪が成立することを認定。


🔷Ⅵ. 脅迫罪(刑法222条)

◆ 条文

刑法222条(脅迫罪)

生命、身体、自由、名誉または財産に対して害を加える旨を告知し、人を脅迫した者は、2年以下の懲役または30万円以下の罰金。

◆ 判例

最判昭和34年3月24日(脅迫の認定基準)

明示的でなくても、「暗黙のうちに」相手に恐怖を与える表現は脅迫と認定される。


🔷補足:SNS上の名誉毀損に関する実務運用

  • 2023年以降、X(旧Twitter)やnote、YouTube等の投稿でも、個人が特定できる場合は名誉毀損・プライバシー侵害が成立する可能性が高まっている。

  • 「名指しでなくとも、文脈・画像・特定のニックネームで特定され得る」場合はリスクあり。

  • スクリーンショットや引用投稿も同様の責任を負うことがある。



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