アメリカのトランプ政権が多様性を推進する政策を見直す中、首都ワシントンで8日、性的マイノリティーの人たちが集会を行い、権利を尊重するよう訴えました。

トランプ政権は、政府の方針として「性別は男性と女性の2つのみ」としたほか、アメリカ軍からトランスジェンダーの兵士を排除したり、女性のスポーツ競技にトランスジェンダーの女性の参加を禁止したりする政策を打ち出しています。

参加者
「トランプ政権が私たちの存在を困難にしているが、私はこれまで以上に自分らしくありたい。彼らの憎しみは私自身をますます強くするだけだ」

参加者
「誰もが平等に受け入れられることを願っている。私たちはみな平等で（トランプ政権には）すべての人に敬意を払ってほしい」

参加者は性的マイノリティーの権利向上を訴えたほか、バイデン前政権が進めた多様性を重視する政策を否定するトランプ政権に抗議する人もいました。