岩手 津波で大きな被害の宮古 田老地区に新たな伝承施設開館
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮古市田老地区に、災害の記憶を受け継ぐ伝承館が建てられ、6日開館の式典が行われました。
この「宮古市災害資料伝承館」は田老防潮堤や津波遺構の「たろう観光ホテル」などに続く市内6か所目の震災伝承施設で、およそ5億5千万をかけて旧田老総合事務所の跡地に建てられました。
施設は6日開館し、県や市の職員など関係者およそ70人が参加して、式典が行われました。
この中では、震災伝承施設の認証などを行う震災伝承ネットワーク協議会の代表から、山本正徳市長に登録証が手渡され、テープカットも行われました。
この伝承館では、東日本大震災の津波の状況をプロジェクションマッピングで示しているほか、津波で流された道路標識などが展示されています。
午後には一般公開が始まり、さっそく地元の小学生が見学して、職員から津波の被害などについて説明を受けていました。
見学した田老第一小学校6年の前川心花さんは「観光で田老に来た人にも、この伝承館を見て大きな津波の被害があったことを知ってもらいたい」と話していました。
宮古市災害資料伝承館の高岩将洋館長は、「震災から14年がたち、記憶が風化してきている。伝承館を訪れて防災について学んでもらいたい」と話していました。
「宮古市災害資料伝承館」は、月曜日と年末年始を除いて、午前9時から午後5時まで開いていて、無料で見学できます。