グダニスク(モガドール級大型駆逐艦ポーランド海軍仕様)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
| Tier | レジェンダリー | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
| 国家 | ヨーロッパ | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 24,400 | |
| 装甲 | 全体 6-20mm ・防郭 10-20mm ・艦首・艦尾 20mm ・砲郭 10mm ・装甲甲板 20mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
| 機動性 | 機関出力 | 92,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 43.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 810m | ||
| 転舵所要時間 | 4.2秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 7.1km | 11.1km | 9.1km | 2.9km | |
| 航空発見距離 | 3.6km | 6.3km | 6.5km | - |
| 射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | mod.1 | 11.1km | 0m |
| 主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 139mm/50 | 1基×1門 3基×2門 | HE弾 2,000(10%) | 5.0秒 | 12.9秒 |
| 魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 533mm PTA-53-30 | 2基×5門(10門) | 11,200(180%) | 115秒 | 10.0km | 82kt | 1.6km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 25mm 110-PM(4M-120) | 2基×4門 | 17 | 3.1km | |
| 57mm ZIF-75 | 5基×4門 | 125 | 4.0km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ | ○ | ○ | ○ |
| 1 | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 | |
| 照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
| 対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
| 操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
| 推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
| 3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離:敵弾の散布界+5% | |
| 操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
| 目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | ||
| 4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
| 魚雷発射管改良3 | -15%:魚雷発射管装填時間 +50%:魚雷発射管の損傷(機能停止)の発生率 | ||
| 射撃管制装置改良2 | +5%:主砲最大射程 -3%:主砲の散布界 | ||
| 対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
| 応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:40 秒 | |
| 十字キー上 | |||
| 発煙装置 | 2 回 | 消耗品の動作時間:20 秒 煙幕の持続時間:97 秒 消耗品の準備時間:240 秒 | |
| 十字キー右 | |||
| エンジンブースト | 3 回 | 最大速度:+5% 消耗品の動作時間:90 秒 消耗品の準備時間:120 秒 | |
| 対空防御放火 | 3 回 | 平均対空ダメージ:+400% 消耗品の動作時間:40 秒 消耗品の準備時間:180 秒 | |
| 十字キー下 | |||
| 警戒レーダー | 3 回 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:120 秒 敵艦発見:-9 km | |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ポーランドは「量より質」を重視する理念に基づき、軽巡洋艦にも対抗しうる大型駆逐艦を設計しました。1930年代の後半には、特定の性能で軽巡洋艦に匹敵し、速力などの他の性能において勝るモガドール級駆逐艦を含むいくつかのプロジェクトがグディニャで検討されました。モガドール級の艦艇がフランスで建造されていた場合、1950年代と1960年代にソ連製の防空システム、レーダー、魚雷で改装されていたことでしょう。
設計年:1939
解説
- 概要
ヨーロッパのレジェンダリー駆逐艦。モガドール級をポーランド仕様に改装した、という設定の艦。ただしモガドールと異なり4番砲のみ単装砲なので、指向可能門数は7門。
ヨーロッパ駆逐艦の第2ツリーの頂点に位置する艦艇で、前級までのどこかしらケチがついていたあらゆる部分が改善されている。
- 抗堪性
同ツリーは低い抗堪性が特徴の艦艇だらけであったが、前級から改善されていき本艦ではHP24,400と駆逐艦としては非常に優秀な性能となった。ただし、純粋な砲駆としてみるとHP関連(装甲や修理)に特別優遇がある訳では無いので、スキルで補強する事を推奨。
- 主砲
ティア6以来の連装砲が帰ってきた。2連装砲×3基・単装砲×1基の合計7門となる。主砲配置は前方に4門・後方に3門を指向可能でそのうち第3砲塔は全周砲塔化している。
前級では不満であった火力を砲配置含めて十全に発揮出来るようにはなっているもののMogadorよろしく射角が悪い部類であることは注意するべきかもしれない。(前方43°後方44°と劣悪である)
モガドール級より1門減ったが、装填時間が8秒→5秒、砲旋回が18.0秒→12.9秒と強化されている。それでも前級よりも3.8秒から5秒とかなり悪化しているので装填時間の短縮は必須、UGと艦長スキルで補う必要がある。
射程はスキル・アップグレードで最大強化すると12.9kmと長射程となるので*1、良弾道なのも相まって後述する機動性の低い本艦にとっては頼もしい武器になるだろう。
実はメインツリーの同僚にDPMで負けている事はここだけの秘密である。
- 魚雷
5連装魚雷発射管×2基搭載の合計10門となった。武装配置も前級の特殊な配置からごく一般的な駆逐艦のそれと同じになったので扱いやすくなった。
また射程・威力・雷速が全て向上しており、被発見距離は1.6kmで据え置きなので雷速を特化すれば射程は別にしてあのHalland魚雷よりも当てやすいモノになる。
ただしここまでいい事尽くめであるが、うまい話には裏があり前級まで比較的優秀な装填速度であったのだが、ここにきて装填時間が115秒と大幅に悪化してしまった。
一応、装填時間を特化すれば75秒ほどで装填完了するが、その場合は砲撃能力に寄与する艦長スキルやアップグレードで補強が出来なくなるので主砲火力は落ちる事になる。
- 対空火力
射程は据え置きで中距離対空ダメージが駆逐艦の平均位には強化されたが、短距離対空ダメージがあってないような状態なので、格下艦載機の相手も苦労する。
艦載機の軌道を読んで、こちらへ来そうなら素直に味方艦艇の対空の傘に頼ろう。
- 機動性
最高速度が43ノットと前級よりも1ノットも強化された事で、陣地転換に困る事はないだろう。
ただ転舵所要時間と旋回半径もそれ相応以上に悪化しており、旋回半径に至っては810mと春雲とほぼ変わらない悪さである。
またマスクデータなのだが、本艦は加速力が鈍く設定されている。元ネタは加速力が高く、0knから最大速力である44kn到達まで20.6sなのだが本艦は元ネタ程の速力まで加速するわけでも無く、41knまでなのだが20.9sとレジェンダリー駆逐艦の平均が18秒代後半という中でぶっちぎりに悪く、ワースト一位である。元ネタは強化された速力+20%エンジンブーストが使えるので50kn越えで爆走しながら楽々回避盾が出来たが、本艦は+5%エンジンブーストなのでより一層敵弾回避が難しくなっている。
更に、レーダーを貰った代償なのか、特に加速割合に優遇のないエンジンブーストの時間が他国駆逐艦が120秒のところ本艦は90秒の設定となっている。一応素で3回は使えるが、ここぞというときに使うよう心がけよう。
- 隠蔽性
最良隠蔽5.1kmとなり、前級から0.1km悪化した程度である。船体の大型化に対して非常に小さいダメージで済んだと言えよう。
- 総評
メインツリーのHallandが雷駆寄りのバランス型とするならばこの艦は砲駆よりのバランス型といったところだろうか。
雷駆寄りであるはずのHallandの主砲DPMには確かに負けているものの最大射程でも弾道が低めの本艦は数値以上に火力を出せるはずである。
また短時間とはいえ『発煙装置』と気軽に使える『警戒レーダー』の組み合わせは凶悪であるし、雷撃能力も必要最低限のものは揃っているので艦長の好みに合わせて強化しやすい艦といえよう。
どの特化型の構成にしても十分戦える性能に仕上がっているので、自分だけの戦い方を模索していこう。
ちなみに筆者は遠距離HEスパムがおすすめ。
史実
小ネタ
本艦の艦名の由来はポーランド北部、バルト海に面しグダニスク湾内に位置するポーランド最大の港湾都市「グダニスク」から。この都市は旧ポメラニア地方の東部に位置する事からドイツ語の名前である「ダンツィヒ」としても知られている。また、ポーランド語における「グダニスク」という名はこの地を流れる川の旧名がグダニャ川という名称であった事に由来している。
ドイツが1919年6月28日にヴェルサイユ条約に署名を行った事で第1次世界大戦は終結。連合国はかつてプロイセン・オーストリア・ロシアにより分割された「ポーランド」を、ウイーン会議当時のポーランド立憲王国時代の領土を元に復興すべく領土の線引きを行ったが、それによれば「復興ポーランド」はバルト海に面する北側の海岸線をバルト三国およびプロイセン王国に塞がれていた。このためアメリカ合衆国大統領のウィルソンは「14ヶ条の平和原則」においてポーランドに対するバルト海への出口の確保を約束、旧西プロイセン領であったダンツィヒおよびオーデル河の東側までをポーランド側に割譲する様にドイツに迫った。
ところがドイツ側もダンツィヒにはドイツ系住民が多数居住している事、およびドイツ側も海運・水運の重要拠点としてここに依存しているとして首を縦には振らなかった。このため協議の結果、ドイツ側はバルト海への出口としての回廊(ダンツィヒ回廊)の割譲は了承したものの、旧ダンツィヒについてはドイツにもポーランドにも属さない自由都市「ダンツィヒ」として扱う事となった*2。
ポーランドとしては念願のバルト海への出口、および海運・水運の重要拠点を手に入れた事でホクホク顔であったが、歴史においてそうは簡単に問屋が卸さない。ナチス・ドイツが政権を握るとポーランド政府に対して(かつての強引な割譲に対する意趣返しとして)ダンツィヒとダンツィヒ回廊の割譲を要求。ポーランド側は連合国側の支援を期待してこれを拒否したものの…ドイツはソ連と独ソ不可侵条約を締結。これにより東西に敵を迎える事となったポーランドは再度ドイツ・ソ連によって2分割されてしまう。ここにヴェルサイユ条約体制は完全に瓦解し第2次世界大戦が始まるのである*3。
コメント欄
最新の10件を表示しています。コメントページを参照