ネットミーム・デビルサマナー   作:生しょうゆ

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第二十九話 インターネットやめろ

 

 

 

 帝国ホテルから皇居までの道のりは短い。故に車使うよか走った方が早いのだ。ただ、その早いの基準がヤタガラスのキチガイなので、俺はぜえぜえ言いながら追いかけていくことになる。

 

 つかマジで何がどうなってんだこれ。東京中、至る所で悪魔が出現してやがる。それも普通の悪魔とは違い、何だか非常に見覚えのある奴等が、違う名前で出現してはおかしな事をやっていやがる。

 

 たとえば、チャパチャパ踊る[ネコマタ]共とか、ビルの根元で「ヨシ!」とか言ってる[グレムリン]共とか、道行く女性に「どしたん? 話聞こか?」とか話しかけてる[マーラ(スライム)]とか……。

 

 ……目の前で道を塞ぎ、「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」と叫ぶビーバーとか。

 

「眼前三体。妖魔:マンドレイク。……にしては、なんでビーバーなんすかね」

「絶叫するビーバーだぁ……ご丁寧に叫び声に呪殺込めやがって……」

「いずれにせよ、殺せば死ぬのには変わりません」

 

 そう言ってライドウが根切りにし、「あ゛っ!?」と末期の声を発してビーバーは消えた。えぇ……これから戦うのこんなんばっかかよ……。

 

『あいつが目を付けたのがこれだったからね。大衆の無意識的な反逆心とは、表に現われない文化が象徴するものだ』

「こんな終末とかマジで終末だわ。真面目にやって!(合唱コンクールの女子並感)」

『その真面目な方もそろそろ現われるだろう。むしろ、そちらが本命だったのだろうがね』

「はあ?」

 

 その時、ずんと深く地面が揺れた。同時にお偉いさん方の携帯に着信が鳴り響く。耳に当て、舌打ちを一つ。

 

「……東京各地に大悪魔が七体、召喚されたでおじゃ」

「妖魔:メルクリウス。破壊神:セイテンタイセイ。魔王:ヘカーテ。破壊神:スサノオ。女神:アナト。魔神:プロメテウス。女神:イシュタル。……いずれも名のある大悪魔。手が足りぬ」

「集めていた者共を迎撃に当たらせろ。ライドウ及び坂上、ゲイリンは本部に当たらせる。……本庄? こいつを主戦力にぶつけずしてどうする。……越智と葛葉キョウスケを主軸に、決死の覚悟で阻め。……儂らもすぐに行く」

「麻呂達が直接赴かなくては士気に関わるか……。仕方ない」

 

 そう言って、「ほれ」と麻呂が坂上さんに直刀を投げて渡した。それを受け取って、坂上さんは眉根を寄せた。

 

「坂家宝剣を渡すとか、死ぬつもりっすかパパ上」

「な訳が。これを見せればマサカド様も悪くはせんでおじゃろう。そちらは任せたでおじゃる」

「……謹んで拝命いたす」

「坂上さん……」

 

 そんな死に目に分かれるような顔をして、ちょっと声をかけ辛い。そして何よりも声をかけ辛いのは、そんなシリアスな場面なのに、頭が痛くなるような悪魔が目の前に立ち塞がってきたことだ。

 

 ……道路の真ん中に、何故か公園のベンチがある。そこに青いツナギの男と、全裸の白人男性が座っている。

 

 非常に、見覚えのある奴等だ。何せ奴等は野獣先輩の先輩。インターネットで著名な玩具のホモ二匹である。

 

 そう思っていると、突然その男は俺が見ている目の前で、ツナギのホックを外し始めたのだ……!

 

「やらないか」

「ナウい♂息子!」

 

[魔王:ベルフェゴールと 妖精:オベロン♂が 出た!]

 

「と、こんな訳で、坂上さんのシリアスな場面は、クソミソな結果に終わったのでした……(哀れみ)」

「阿部さんにビリー兄貴とか……マジでなんなんすかこれ」

「おいキミヒコ、お主あれを知っておじゃるのか?」

「あっ……いや……っす」

「……やっぱり返すでおじゃ」

「いや、これがないとマサカド様にぶち殺されそうだし……ねえパパ上……」

 

 んなこと言っている間にも二体の悪魔♂はMAGを渦巻かせる。糞が。見た目はふざけているくせに中身はキッチリ悪魔としての力を付けやがって!

 

「見た目は最悪だが、やることは同じだ! 坂上さんも遊んでる場合じゃねえですよ!」

「植え付けを行う♂(おもむろにパンツを脱ぐ)」

「やっぱ遊んでて良いよ!」

「いや、それは流石に……ってか何してるんすかあれ」

 

 坂上さんが指し示したとおり、奴等は奇妙な踊り(隠喩)をしているようにしか見えないが、その実、確かに手を重ねていやがった。

 

「アッー!」とビリー兄貴がパンツを脱ぎ(最悪)肉の棒♂みてえなケツを晒し(最悪)その結果、何故か<タルカジャ>が何重にも重ねられる(最悪)。いやマジで何で?

 

 それに合わせ、「うれしいことやってくれるじゃないの」と阿部さんがツナギを脱いで(最悪)モノをしごく手で<コンセントレイト>をチャージし(最悪)「アッー!」と<マハブフダイン>を放ってくる(最悪)。だからマジで何で?

 

 しかし氷結呪文は瞬間に召喚された[バジリスク]により逸らされる。ゲイリンのポケモンが一体である。こんな状況にも関わらずやるじゃねえか、と思ったが、当のゲイリンはこめかみを押さえて唸っていた。

 

「オベロンにベルフェゴール……だな。そうだな!? そうだろうなあ本庄! だから魔法を放ってくるのだ!」

「あの仕草(隠喩)が魔法になっているのが何でって話なんですがそれは……」

「うるさい! 黙れ! 儂はもう頭がおかしくなりそうなのだぞ!」

 

 ゲイリンが発狂寸前になっているのを哀れみの目で見つめながら、しかし幸いにベルフェゴール阿部さんは破魔弱点だ。イーノックに任せりゃ一体は確実に葬れる!

 

「こっちは急いでいるんだよ! やれイーノック! その隙にニンスレは兄貴のチンコ焼き尽くせ!」

「問題ない」

「ドーモ、ニンジャスレイヤーです。下品なスゴイヘンタイめ……! オヌシの姿は青少年のなんかが危ない!」

 

「イヤーッ!」とニンスレが駆け出し、イーノックが<マハンマダイン>を放つ。その間にライドウとゲイリンが駆け、オベロン♂の首を刎ねようと剣を振るう。

 

 だが、金属音が鳴り響く。<マハンマダイン>が吸収される。それを成したのは一体の悪魔だ。突如としてオベロン♂の前に現われた、盾を持った耳長で浅黒い肌の悪魔! これまた非常に見覚えのある姿!

 

「汚いなさすが忍者きたない……三対一とかあもりにもひきょう過ぎるでしょう?」

「テメエもかよブロントさん!? これ集中して狙われてやがるな!」

「本庄くん、破魔弱点は見せ物でもないし、そんな無闇に突かせることは許されないんDA!」

「げえっ!? この声は!?」

 

 振り向いた先、<至高の魔弾>が無数に光線となって襲いかかってくる。だがライドウが前転したかと思った次の瞬間には目の前に現れ、光線の尽くを切り払った。

 

 濛々とした煙が晴れた先、そこには奇怪な黄色い衣装の少年が宙に浮いていた。ヘルメットを被り、光線銃を構えるその姿は、こいつもかよ最悪だなと叫びたくなる!

 

[幻魔:クルースニクと 大天使:メルキセデクが 出た!]

 

「阿部さんにビリー兄貴にブロントさんにチャー研とか、ここはニコニコ動画じゃねえんだぞ! このオワコン動画サイトのオワコン野郎共がぁ!」

「今のはアンチのフタエノキワミ!?」

「ああああああまだ出てくんのかよくっそがああああああ!!!」

「止まるんじゃねぇぞ……」

「死ね! つーか死んでる!? もう死んでる!?」

「話は聞かせて貰った! つまり人類は滅亡する!」

「な、なんだってー!?」

 

 ああもうメチャクチャじゃねえか何だこの状況ってか多っ! 今何体だよええと七体? いや何かオルガとミカが一緒に居るから八体? 悪魔的には七体だがもうどうでも良いわんな事!

 

[妖鬼:ベルセルクと 妖獣:クダンと 魔王:アバドンが 出た!]

 

「うんこ(直球)の量が多すぎる! てめえら全員ネットに帰れ! インターネットやめろ!」

「……とりあえず、突破口を開くっすから、パパ上達はさっさと行くっす」

「頼むでおじゃ。……キミヒコ、本庄はもう仕方ないとして、お主もあれらを存じておるのか?」

「は、半分くらいは……」

「……終わったら教育について考え直すでおじゃる」

 

 そんな風に別れを告げて、坂上さんが剣を振るい、道を開かせる。だが、悪魔共がその突破を邪魔する素振りはない。寧ろ敢えて逃がすような振る舞いで、狙いは俺達なのだと無言の内に認めていやがる。

 

 けっ、何がネットミーム。んな事をしやがる時点で単に悪魔が皮を被っただけってのが丸わかりだわ。この包茎野郎共が。

 

 だが、その能力は悪魔相応に、いやそれ以上に俺達へと牙を剥く。ふざけた外見に殺意を満たして溢れさせやがる。

 

「What's your name?ってんだよ!」

「ドーモ、ニンジャスレイヤーです。……中々に難儀だな。このアイサツという神聖不可侵で奥ゆかしい文化は!」

「黄金の鉄の塊で出来ているナイトが忍者に遅れを取るはずがにぃ!」

 

 ニンスレが一息の間に連続して叩き込んだ拳を、ブロントさんがカカッっと素早く防ぎ切り、盾ごと腕を振るって打ち返す。その上で振るわれるのは悍ましき黒剣、グラットンソードだ。

 

「イヤーッ!」ニンスレが放つ拳を「唯一ぬにの盾!」と尽く防ぎ、「光と闇が両方そなわり最強に見える!」と<マハンマダイン>に<マハムドダイン>を放ってくる。だが、ニンスレはそのどちらも無効に吸収。純粋な物理戦闘に移行していく。

 

 たかが迷惑プレイヤーのネタ言動が元ネタのくせに一丁前に戦いやがって。しかし、それ以上にニンスレの動きがどうにも鈍い。これは『ナイトは忍者に負けるはずがない』というブロントさん側の認識が働いているからか? それともクルースニクは仇敵クドラクに必ず勝利するという伝承からか?

 

「恐らくは両方ですね。……たかが、という表現は、ここまで来ては適切ではありません。あれらは全てサタンの化身。大衆の集合的無意識が生み出した『トリックスター』の一部です」

「あーそんな話だったっけ? ……つかお前何でそんな事が分かるの?」

「葛葉ライドウなので」

「あっ、そっかぁ(思考放棄)」

 

 何時ものことなのでそこは放っておくが、しかしこの状況に対しては思考を巡らせなければならん。ニンスレとブロントさんの戦闘は一種の均衡状態を生み出している。そこに割って入るのも手だが、その前に「フタエノキワミアーッ!」と叫びながら米兵サノスケサガーラが斬馬刀を手に迫り来た。

 

 その背後からはチャー研が「ボルガ博士、お許し下さい!」「めけーも!?」と、KYMまで巻き添えに<至高の魔弾>を撃ってきやがる。これまた一丁前に連携……連携? 連携かこれ?

 

「まま、ええわ。潰し合うならラッキーだ。イーノック! こっちに来る奴だけ撃ち落とせ!」

「問題な……っ!?」

 

 不意にイーノックが吹き飛ばされた。アバドンキバヤシの<メガトンプレス>だ。そのまま追撃してくるかと思ったが、奴は真面目な表情でこちらを見、呟いた。

 

「エノクという男は、聖書において特徴的な記述が成されている。彼の死に関する明確な記述はなく、その最期は『神が連れて行った』とある……」

「……だから?」

「神は人を連れていく。良き人は皆、神の下にある。……つまり、地上に残された人間は全て滅ぶべきだって事なんだよ! 人類は滅亡する! 俺の手によって!」

「な訳があるか頭ムー野郎! 一生ノストラダムスを追っかけてろ!」

 

 そう返し、<電撃弾>で麻痺らせて、その隙にイーノックを立て直し……って一手遅れたからチャー研の光線がヤバい! ベルセルク佐之助をライドウに任せている間に、阿部さんビリー兄貴のホモホモコンビと切り結んでいる坂上さんとゲイリンの下に逃げ出した。

 

「よかったのか、ホイホイついてきて」

「ナウい息子!」

「チイッ!」

 

 逃げ出した先はまた地獄だ。何が地獄って絵面が地獄だ。ベンチに腰掛けたままの阿部さんの後方で、ビリー兄貴が誘惑のダンス(ロナウ自慰ニョ)を踊っていやがる。意味不明な光景だが、その踊りの結果重ねられた<タルカジャ>に<スクカジャ>は脅威である。

 

 事実、阿部さんの<マハブフダイン>は間断なく放たれる。それをぶち破り切り結ぶ坂上さんとゲイリンもバケモンだが。

 

「ところで俺のキンタマを見てくれ。こいつをどう思う?」

「へっぼwwぺぺーちょww」

「お前人のモノ(台詞)を……!」

「テメエの台詞でもねえだろ!」

 

 そう言い返し、阿部さんのタマに弾ぶち込んでやるが、碌に応えた様子がない。後方でバフ重ねやがるビリー兄貴が厄介すぎる。こいつらマジで見た目に反して魔法型かよ! どこが阿部さんとビリー兄貴じゃ!

 

「おいイーノック! 後ろの方のホモを殺せ! お前らん所のお家ゲイだろうが!」

「現代における同性愛者への見解は非常に複雑なので大丈夫じゃない。だが攻撃に関しては大丈夫だ!」

 

 イーノックがキバヤシのタックルを宙に回転して避け、そのままガーレを兄貴に向け撃ち出す。ひゅうと青の光芒を引く弾丸をまともに受け、兄貴は「あぁん、ひどぅい!」と声を上げるが、しかし位置を崩すことはない。

 

 当然か。ただでさえ数的には不利なんだ。戦況は複雑に乱れ合って絡み合い、落ち着くことはない。今だって「イヤーッ!」「ちょとsYレならんしょこれは……」とニンスレとブロントさんのカラテが目の前を通り過ぎて行ったし、「つまり、聖人エノクは天に帰るべきなんだよ!」とキバヤシは妙にイーノックを狙って襲い来る。

 

 即ちイーノックが安定して兄貴を狙えない。故に多少のダメージを負っても有利な位置を崩さない。ゲイリンも仲魔を使ってバフを止めようとするが、返すように「もしかしてこれって……レスリングじゃない……!?」とビリー兄貴が<マカ♂ラカーン>を張りやがる。

 

 ゲイリンがマダとサンダルフォンを攻撃の直前で管に戻し、「チッ」と舌打ちをして後方に飛んだ。

 

「おい本庄。悪魔の格と強さが釣り合っておらぬのもそうだが、それ以上におかしいぞこいつら」

「頭おかしいのは見ただけで分かるだろ」

「違う。切っても切っても殺せぬ。こいつらが通常の悪魔であれば、既に三度は殺せたはずだ」

「はあ?」

 

 何それギミックボスか何か?「その認識は正しいですね」ライドウが遠くから言ってくる。その右腕はそこだけ早送りしたように佐之助とチャー研をバラバラの粉微塵にしていくが、直ちに元に戻って「終わっちゃいねえってんだよ!」「あなたは人間ロボットなんだ!」と再び剣と光線を繰り出してくる。

 

 それを軽々と切り散らかし、血飛沫をぶちまけてライドウは振り返る。だがその背後では早くも二体が復活していやがる。それらと後ろ手に切り結びながらライドウは言う。

 

「この悪魔達の大元は、大衆の無意識に他なりません。大衆が望み生み出したトリックスターの化身の一部……そう在るようにされています。故に、完全に殺すには大衆の尽くを殺すしかないでしょう」

「つまり無理ゲーってコト!?」

 

 いや、確かに俺が視聴者だとしたら、こいつらが何にも出来ずに負ける姿とか一番見たくないけどさあ、それじゃあ絶対に勝てないじゃん(絶望)。人類全てが敵に回ってるとか俺達ラスボスか何か?

 

「お、俺達正義の味方だぜ!? 世界を救うヒーローだぜ!?」

「世界が望むのはトリックスターです。閉塞した世界を打ち破る、破天荒なヒーローが求められる……ように操作された結果、生み出された化身がその七体です」

「じゃあ俺も大衆に媚びなきゃ(使命感)。こんな状況でプリンを二つも食べちゃいます!」

「弱いですね。あれらは大衆の願望の顕現。代言すれば、『こいつらが糞みたいなオリ主に負けるわけがないだろ!』らしいですよ。……おりしゅ? にじそうさく? はーめるん……?」

「糞が! 俺が転生チート蹂躙最低系オリ主だったらまだ良かったわ!」

 

 ライドウがよく分からぬ電波を受信している間にも戦闘が終わることがない。無限に復活を重ねる相手には、徐々に体力もMAGも磨り減っていく。このままではジリープアー(徐々に不利)だ!

 

 故にこそ、判断を迫られる。そんな俺の思考を代弁するようにライドウは言った。

 

「……どうします? 明らかに足止め要員ですが、一人を残して進みますか?」

「何を言うかライドウ。ヤタガラスが悪魔から逃げてなるものか。これが奸計だと言うのならば、それを食らい千切ってのヤタガラスなるぞ」

「っすね。侵入に向かうのに後方に敵を抱えたままとか不安すぎるっす」

 

「それに」と坂上さんが顎をしゃくって俺に言った。

 

「野獣がこの騒動の鍵だというのなら、本庄を置いていくわけにはいかないっす。だが、こんな意味不明な悪魔共には本庄が一番強い。だからここでぶちのめすのが一番っす」

「えっ、俺!? ネットミームを攻略情報扱いされても困るんだけどぉ!?」

「……確かにな。未知とは最も恐ろしき敵だ。知らぬと言う恐怖は悪魔や神の根源でさえある。ならば本庄は銀の弾丸か」

「いやマジでそんな大層なモンじゃないって……」

「なるほど……くそみそテクニック……レスリングシリーズ……ニコニコ動画……ふうむ……」

「よっしゃあさっさとぶっ殺すぞ! もう正月の時みてえに歴代ライドウに詰められたくねえ!」

 

 あのよく分からねえ部屋で『変な知識付けさせやがって』とか『この子が可哀想過ぎるだろ』とか言われながら延々と餅つくの新手の拷問でしかなかったからな。もう若干手遅れの感もあるが、これからだよこれから!

 

「つーわけで、イクゾオオオオオオオ!」

「おえー、ですね」

 

 気が抜ける合いの手と共に銃を構える。相対するは七体の悪魔。クソみてえなネットミームの煮こごりとの決戦は、遂に危険な領域へと突入する!

 

「だからよ……止まるんじゃねえぞ……!」

「……いや、お前だけ何もしてねえじゃねえか」

「何やってんだよオルガ……」

 

 オルガがあのドヤ顔(皆さんご存じ)を浮かべながら言ったが、こいつ、死んでは希望の花咲かして復活しているだけなんですがそれは……。傍のミカにも呆れられてんぞお前。

 

 

 

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