- 1二次元好きの匿名さん25/06/08 20:17:29
虎杖「何となく放っておけなくて家まで連れ帰ってきちゃったな。見るからに弱ってるみたいだし元気になるまでは世話してやるか」
虎杖「とりあえず何か食わせてやった方がいいのかな。…スライムって何食うんだろ。肉?コイツ歯もあるし食えないことはなさそうだけど」
虎杖「確か冷蔵庫に昨日の晩飯に使った肉の余りがあったっけ。取ってくるからちょっと待っててな」
??「……」ウゴウゴ
ムシャムシャ
虎杖「おお、すごい勢いで食ってる…やっぱり腹減ってたんだな。ついでに持ってきたキャベツもあるけどどう?」
モグモグ
虎杖「キャベツもイケる、と。ってことは雑食?でも食いつきは肉の方がいいな…うわ。俺の指まで食おうとすんな」
虎杖「…見れば見るほど不思議生物だなコイツ。そういえば昔もよく分かんねえもん拾ってきては怒られてたっけ。懐かしいな」
??「……」ウト…ウト…
虎杖「あ、食い終わった?腹いっぱいになったからかな、心なしか眠そうにしてる気がする。ちょっとかわいいかも」
虎杖「…体汚れてるし洗ってやろうと思ってたけどコイツ水に入れたら溶けたりしないよな。……大丈夫だよな?」
こうして虎杖と謎の生き物(?)の奇妙な生活がはじまったのであった
分岐によっては宿儺(?)×虎杖になる可能性があります - 2二次元好きの匿名さん25/06/08 20:19:08
よく分からんもんを拾う小僧に草
- 3二次元好きの匿名さん25/06/08 20:19:55
ガキ虎杖の毎日のように変なもの拾ってきそう感は異常
- 4二次元好きの匿名さん25/06/08 20:20:08
スライムなのに…?!wktk
- 5二次元好きの匿名さん25/06/08 20:23:51
やったースライムすっくんSSスレ!
- 6125/06/08 20:38:11
虎杖「ただいまー。ちゃんといい子にしてた?」
??「……」ウゴウゴ
虎杖「元気そうで何より。心配だから本当は学校に連れていきたいんだけど見つかったとき大騒ぎになりそうだしなあ。こうして留守番してもらうしかないか」
??「……」ズイズイ
虎杖「さっきからすごいすり寄ってくる…腹減ってるのかな。飯用意するからちょっとだけ待ってて」
??「……」
トン、トン、トン…
虎杖(平日は学校があるから面倒見るにしても限界があるよなあ)
虎杖(やっぱりこのまま家で面倒見続けるよりは一回動物病院とかに連れて行った方がいいのかな。捨てられてるって思い込んでたけどもしかしたら飼い主がいるかもしれないし、つーかそもそも不思議生物だし、ちゃんとしたところに保護してもらった方が……)
虎杖「…!いって。あー…血出てる。包丁持ってるときに考え事しちゃ駄目だな。絆創膏まだあったっけ…」 - 7二次元好きの匿名さん25/06/08 20:39:32
血…大丈夫か…?(既に不安)
- 8二次元好きの匿名さん25/06/08 20:43:35
今すぐ捨てた方がいいんじゃないかなぁ
- 9125/06/08 20:43:50
??「……」ジー
虎杖「うわ、いつの間に近くにいたんだよ。台所は危ないから居間に、……?」
虎杖(…俺の指先をじっと見てる?珍しいな、基本的に食い物以外には何にも興味示さないのに)
虎杖(…いや、違う。コイツが見てるのは指先じゃなくて…)
虎杖「えっと…血が気になんの?」
??「……」カパ
虎杖(口開けてる。寄越せって言ってるみたいだ)
虎杖(…どうしよう)
1.血をあげてみる
2.血をあげない
(1と2のどちらかを選んでください)>>13
- 10二次元好きの匿名さん25/06/08 20:45:35
1.血をあげてみる
- 11二次元好きの匿名さん25/06/08 20:46:02
1 あげてみよう
- 12二次元好きの匿名さん25/06/08 20:46:29
2絶対あげるな
- 13二次元好きの匿名さん25/06/08 20:46:46
1
手っ取り早くいこうぜ - 14二次元好きの匿名さん25/06/08 20:46:53
指先の血ちょっとくらいなら大丈夫だろ
という油断が命取りになるかもしれないから様子見よ!2 - 15二次元好きの匿名さん25/06/08 21:33:31
大丈夫かな…人の味を覚えた熊みたいにならないかな…
まあいいか - 16二次元好きの匿名さん25/06/08 21:44:18
いやったぁあああああ!!!スライム宿儺×虎杖スレだと!?
私の望むものが今ここに!! - 17125/06/08 21:44:47
虎杖「衛生的によくないのかもしれないけどここから離れてくれそうにないし、コイツ普通に生肉食うし…ちょっとくらいならいいか」
虎杖「…はい。舐めるだけだよ。指ごといくのは勘弁な」
指先から滴る血を一舐めした謎の生き物は、みるみるうちにその姿を変えていく
唖然とする虎杖の目の前に現れたのは赤い瞳を持つ異形の少年だった
虎杖「…お…オマエ、もしかしてあの不思議生物?どういう原理?スライムじゃなくて人間だったの?それとも吸血鬼?俺もしかして幻覚見てる?」
??「……」ジー
虎杖「あ…ごめん。急にいろいろ言われたらびっくりするよな。もしかしたらオマエ自身よく分かってないかもしれないのに」
虎杖「えっと…状況を見るに血の影響で成長したってことなんかな。それとも俺が血をあげたタイミングでちょうど進化できるレベルになったとか?」
??「……」コテン
虎杖「はは、分かんないか。俺もよく分かってねえからお揃い」
虎杖(にしてもこれからどうするかな。子供の姿だと家に一人で居させるのが一層不安になってくる…)
虎杖「…今更だけど名前が無いと不便だな。オマエさ、自分の名前は分かる?」
??「……」ブンブン
虎杖「そっか。ならいい機会だし仮にでも名前を決めとくべきか?でも俺ネーミングセンス無いんだよな…」
虎杖(…そういえばコイツ、心なしかアイツに似てる気がする。雰囲気とか顔つきとか。……アイツ怒るかな。まあいいか)
虎杖「…よし。じゃあ今日からオマエの名前は『宿儺』。それでいい?」