前橋地検は3日、藤岡市が発注した公共工事の一般競争入札で業者に最低制限価格を漏らして落札させたとして官製談合防止法違反などの罪で副市長の塚本英夫容疑者ら2人を起訴しました。
官製談合防止法違反などの罪で起訴されたのは藤岡市の副市長塚本英夫容疑者(57)と藤岡商工会議所の元会頭で藤岡市の建設会社多野産業の社長小坂裕一郎容疑者(70)です。
起訴状によりますと塚本被告は去年6月下旬、市役所で「最低制限価格が6856万1000円だ」と小坂被告に伝え、落札させたとしています。
藤岡市の新井雅博市長は「市政の信頼を失墜させ改めて心から深くお詫び申し上げます。信頼回復に向けて全力で取り組みます」とコメントしました。