今月からXで始めた「脱出ゲーム界隈NEWS」の出張版です。
筆者が気になった脱出ゲーム関連の最新情報をお伝えするコーナーです。
PCブラウザ版無料脱出ゲームを中心に、その作者の新作やインディーゲームコンテスト公募情報など広義で捉えています。

今回はnabettu様がローンチしたサービス「脱出ゲームクラブ」についてご紹介します。[注1]

▍脱出ゲームファン待望の新サービス誕生！

• 脱出ゲームクラブ　https://escapegameclub.com/

  • 脱出ゲームをインストールせずにブラウザで遊べる新サービス

  • 無料で脱出ゲームを作成できるゲームプラットフォーム

  • 開発・管理者：nabettu

  • サイト公開日：2024年5月15日

  • Discordコミュニティ

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▍脱出ゲームを作ってみよう！

2024年5月29日の更新にて、ゲーム制作ページが正式に公開されました。
PCブラウザ限定です。早速拝見しましょう。

ゲーム制作に移るには、Googleアカウントでのログインが必要です。
ログインする前にプライバシーポリシーと利用規約を確認してください。

マイページに移動したら「ゲーム作成画面を開く」をクリックします。

「脱出ゲーム制作マニュアル」は、現在進行形で執筆中とのことです。
「サンプルゲームの中身を見る」をクリックすると、以下の画面が開きます。

サンプルとして『猫屋敷からの脱出』に用いられたオブジェクトを見ることができます。

▍作成した脱出ゲームを公開しよう！

サンプルのソースを参考にしながら作成できます。
実際にゲームを完成させると「作成ゲーム一覧」に作品が表示されます。
なんと無料です。

実に面白そうです。筆者も何か作ってみたくなりました。

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▍オリジナル脱出ゲーム

「脱出ゲームクラブ」のオリジナルゲームをご紹介します。
現在2作品が公開中です。

■ ヌスミミ

作品概要：
最近彼氏が何か隠し事をしているみたい。
彼がトイレに行っている間にスマホを盗み見しちゃおう。

• 制作者：nabettu

• 掲載先：脱出ゲームクラブ

• ジャンル：脱出ゲーム ／ ポイント＆クリックゲーム

• 公開日：2024年3月7日（Discordコミュニティ限定）／2024年5月15日（一般公開）

• 操作方法：マウスのみ

• 2END

◇　◇　◇　◇　◇

■ 猫屋敷からの脱出

作品概要〈ゲーム紹介文より引用〉：
あなたは猫が大好きな小学生の女の子、帰宅途中野良猫を追いかけていると、たどり着いた家の庭で、、、

• 制作者：nabettu

• 掲載先：脱出ゲームクラブ

• ジャンル：脱出ゲーム ／ ポイント＆クリックゲーム

• 公開日：2023年10月14日（アプリ版）／2024年5月15日（Web版）

• 操作方法：マウスのみ

• 2END

• 補足情報：スマホアプリのWeb版
  ios（「Tatsuaki Watanabe」名義）

▍クリエイター情報

nabettu
Web・アプリのフロントエンドエンジニア。ゲームクリエイター。
富士通株式会社（PC開発部門）、株式会社クリモ（取締役副社長 / CTO）などを経て、現在は株式会社ペライチに所属している。

【リンク一覧】

• 個人webサイト　より詳しい経歴や実績が掲載されています

• 公式X（旧Twitter）　脱出ゲームクラブの最新情報も投稿されています

• GitHub

• Bluesky

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編集後記【Lv.5_memo】

表題は、Xでは「▲▶️脱出ゲーム界隈NEWS◀️▼」という文字列で投稿しています。「▲▶️◀️▼」は、脱出ゲームでお馴染みの方角ボタンで「NEWS」を表しています。

文中に挿入した「脱出ゲームクラブ」のロゴ画像は、事前にご許可をいただき使用しております。nabettu様、ご快諾いただき恐れ入ります。
他の挿入画像は当該サイトからのスクリーンショットです。

ヘッダーは自作です。よくわからない絵になりました。

nabettu様はローンチの際に、Xで「『Flashで作っていたゲームを再度公開したい』『イラストはかけるけどプログラミングは苦手で。。。』という方などでもし、もし脱出ゲームを実際に作ってみたい！という方がいましたら〈※ここまで原文ママ〉」と、募集をされていました。
ご興味ある方は、nabettu様にXのDMかDiscordコミュニティからコンタクトをとってみてください。

nabettu様が提示している構想をすべて汲み取ったわけではありませんが、行く行くは大規模なゲームサイトになる蓋然性が高いと感じています。
それらが実現すれば、自ずとコミュニティ内でのやり取りが活発になり、様々な能力を持った人材が集まりそうです。

例えば、イラストは描けるもののプログラミングができない人と、プログラミングは得意なのにイラストが苦手な人が、このサイトにより技術を相互補完できるなら理想的な互恵関係となり得るでしょう。

「PCブラウザ版脱出ゲーム　備忘録③」[注2]をまだ書いておりませんが、そのあたりの内容にも触れたいと考えていました。
要は、脱出ゲーム特化型のクリエイター同士のマッチングです。
局所的な才能を持っている者同士が相互補完できれば、創作の間口が広がり、宝の持ち腐れになっている人材が見つかるかもしれません。
問題はそれをどうやってクリエイターの収益に繋げるかですが……

筆者は素人なりのアイディアは出せても、そういった仕組みを創造する才覚が備わっておらず、「誰か作ったらいいのになあ」と他力本願のまま過ごして現在に至りました。

話を戻しまして、脱出ゲームクラブはまだまだこれから色々と機能が実装される予定とのことです。
脱出ゲームファンのひとりとしても、進捗を楽しみにしております。
脱出ゲーム界隈の未来は明るいですね。

〈2024年7月2日 追記〉
nabettu様の記事を貼っておきます☟

脚注

1.
クラブが漢字表記の「脱出ゲーム倶楽部」とは異なります。
脱出ゲーム倶楽部は、ヨッシー様が自作の脱出ゲームを公開している個人サイトです（現在更新停止中）。

2.
①と②の記事はこちらから
PCブラウザ版脱出ゲーム　備忘録① ／ PCブラウザ版脱出ゲーム　備忘録②