多岐川裕美たきがわゆみ
俳優
1951年生まれ、東京都出身。可憐で清純なルックスとたぐいまれな演技力で、74年の俳優デビュー以来、数々の映画やドラマで活躍。NHKのドラマへも出演作多数。特に、筒井康隆原作のSFサスペンスドラマ『少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたび』で、透明感あふれるヒロイン・火田七瀬役を好演し、お茶の間でアイドル的な人気を博す。そのほか、大河ドラマは『風と雲と虹と』『草燃える』『峠の群像』『山河燃ゆ』『炎立つ』『功名が辻』などに出演した。
- 出身地
- 東京都
ドラマ愛の詩 六番目の小夜子(2000)
「ドラマ愛の詩」は、少年少女に愛と勇気を与えるドラマシリーズ枠として、1999(平成11)年度から2004(平成16)年度まで6年にわたり継続した。「六番目の小夜子」は「サヨコ」と呼ばれる学園伝説のある中学校が舞台。2人の少女がその謎に挑む姿を、友情を絡めて描く。少年少女期の鈴木杏、栗山千明、山田孝之ら、が出演。女流作家恩田陸原作の学園ミステリー。
原作:恩田陸
土曜ドラマ 新宿鮫~無間人形~(1995)
第110回直木賞を受賞した大沢在昌原作の「新宿鮫」シリーズ第4作「無間人形」のドラマ化。〝新宿鮫〟と恐れられる刑事・鮫島が、敢然と悪に立ち向かう姿を描いたハードボイルドサスペンス。鮫島の恋人でロックシンガー・晶のバンドボーイが突然事故死。彼の所持していた覚醒剤の密売ルート追ううちに…。「新宿鮫」シリーズは、1995年BS2で「屍蘭」ともに2話ずつ4話を放送。(全2話)
脚本:今野勉 原作:大沢在昌
シリーズドラマ・10 海照らし(1989)
作:中島丈博/演出:三枝健起/出演:名高達郎、松下由樹、多岐川裕美/玄界灘に浮かぶ国境の島「対馬」に長期ロケを敢行した男と女のサスペンスロマン。古代神話の物語と現代が交錯してファンタジックなドラマ展開でみせた。
作:中島丈博
大河ドラマ 山河燃ゆ 〈第22作〉 (1983-1984)
太平洋戦争を挟む激動の時代を生き抜いた日系アメリカ人の視点から、日米を舞台に、二・二六事件、太平洋戦争、日系人の強制収容、原爆投下、東京裁判へと続く昭和史を描く。初めて大河ドラマで太平洋戦争を描いた。原作:山崎豊子。脚本:市川森一ほか。音楽:林光。語り:和田篤。出演:松本幸四郎(九代目)、西田敏行、鶴田浩二、三船敏郎、沢田研二、大原麗子、島田陽子、多岐川裕美、児玉清、川谷拓三ほか。
脚本:市川森一 語り:和田篤 音楽:林光 原作:山崎豊子
土曜ドラマ 翔べ!南十字星号 帰郷(1982)
沖縄・八重山諸島の自然を背景に、離島医療に取り組む青年医師の活躍を描く。大小19のサンゴ礁の島からなる八重山諸島には、石垣島以外にはほとんど医者がいない。青年医師の宮良は16年ぶりに故郷石垣に戻り、離島で急患がでるとヘリコプター「南十字星号」で往診に駆けつける。医療を通して島の人々との関わることで八重山が抱えるさまざまな問題に直面していく。沖縄本土復帰10周年を記念して制作された。(全3話)
作:金子成人 音楽:GEAR
大河ドラマ 峠の群像 〈第20作〉 (1981-1982)
赤穂浪士の討ち入りを軸に、元禄時代と人々の姿を描いた。原作は元通産官僚の作家・堺屋太一。元禄を高度経済成長の「峠」を上り詰めた時代として捉え、赤穂藩断絶を企業倒産に見立て、経済の視点から「忠臣蔵」を見つめ直した。原作:堺屋太一。脚本:冨川元文。音楽:池辺晋一郎。語り:加賀美幸子。出演:緒形拳、丘みつ子、松平健、伊丹十三、多岐川裕美、隆大介、郷ひろみ、小林薫、古手川祐子、中村梅之助、宮内洋ほか。
脚本:冨川元文 語り:加賀美幸子 音楽:池辺晋一郎 原作:堺屋太一
銀河テレビ小説 鏡の中の女(1981)
実業家の夫と歳の離れた美貌の妻。ある出来事がきっかけで、妻は夫が人殺しかも知れないと疑惑を抱く。真実を夫に問いただすが取り合わず、逆に暴力を振るわれるようになる。妻は恐怖に駆られ、夫への疑惑が増大し、その不安が殺意へと変わっていく。鏡に映る美しい女の顔とは裏腹に、心の中に渦巻く、愛情・嫌悪・嫉妬・殺意などの女の業を描いたフランスのミステリー小説「未亡人」を原作にドラマ化。(全20話)
脚本:田波靖男 音楽:大野雄二 原作:ミッシェル・ルブラン
風神の門 (1980)
大坂冬の陣から夏の陣に至る戦国末期を舞台に、霧隠才蔵、猿飛佐助ら若き忍者たちが、時代の荒波と闘いながら活躍する娯楽時代劇。総合(水)午後8時からの50分枠で全23回。原作:司馬遼太郎。脚本:金子成人。音楽:池辺晋一郎。主題歌:クリスタルキング。出演:三浦浩一、小野みゆき、磯部勉、樋口可南子、渡辺篤史ほか。
脚本:金子成人 音楽:池辺晋一郎 原作:司馬遼太郎








