チューリップテレビ（富山市奥田本町、山野昌道社長）が２８日発表した２０２４年３月期決算は、２年連続の最終赤字となった。システム更新などの設備投資に伴う減価償却費がかさんだ。赤字幅は前年の１億１００万円から８７万円に縮小した。

　売上高は前年比１・３％減の２６億６００万円。主催イベントの縮小が利益率の改善につながり、営業損失は１６００万円（前年・８３００万円）に減った。投資運用益の拡大が寄与し、経常ベースでは１１００万円の黒字（同・８千万円の赤字）に転換。

　同日の取締役会で役員人事を内定。６月２５日の株主総会と取締役会で決定する。年間配当は昨年に続き無配の見込み。

　▽専務取締役編成業務局担当編成業務局長（常務取締役東京支社・大阪支社担当）デジタル統括室担当松島哲夫▽常務取締役（取締役）社長室・メディア戦略室・新規ビジネス推進室・報道制作局担当社長室長メディア戦略室長番組審議会事務局長服部寿人▽非常勤取締役　眞門聡明▽非常勤取締役（専務取締役編成業務局・営業局担当編成業務局長）新名宏次▽取締役営業局担当営業局長（東京支社長）森規幸▽取締役東京支社・大阪支社担当東京支社長（営業局長）中村成寿▽退任　取締役牧野賢藏、同島田喜広＝以上６月２５日▽ＴＢＳテレビへ帰任（報道制作局長）武石浩明▽報道制作局長（報道制作局報道部長）北陸チューリップより出向槇谷茂博▽報道制作局報道部長（同報道部副部長）安倍太郎▽大阪支社長局次長職（大阪支社長部長職）林原栄治＝以上７月１日