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トーコの再登校支援が月額ではない理由

再登校支援を専門とするToCo株式会社のCEO、青山と申します。
本稿では、他では見られない当社の料金体系について紹介させてください。

「本当に初期費用だけなんですか?」「月額がないということは、サポートに期限があるんですか?」
保護者の方から、こうしたご質問をいただくことがあります。

確かに、一般的な不登校支援サービスでは、月額制や延長料金、オプションとしての追加料金が設定されています。そのため「初期費用のみで無制限サポート」と聞くと、何か裏があるのではないかと不安になられるのも、無理はありません。

ですが、結論から申し上げますと、トーコの支援は本当に初期費用のみで完結します。延長費用は一切かかりません。無制限のサポートです。

こう書くと、当然「なぜそんなことが可能なのか?」という疑問が出てくると思います。

そこには、「焦らせない仕組み」と「最短で支援を終えるための体制」という、2つの大きな理由があります。


一般的な月額制が生んでしまう“無意識の圧力”

不登校支援の現場では、親御さんが自分自身にこう言い聞かせる場面に、何度も出くわします。

「今月はちゃんと成果を出さないと…」
「来月までこの状態が続いたら、また費用がかかる…」

これは、月額制の支援にありがちな「ペースをコントロールされる感覚」から生まれるものです。

実際、月謝を支払って通わせている塾や習い事と似た感覚が働くため、親御さんの中に「期限意識」が自然と芽生えてきます。

でも、不登校支援は本質的に教育サービスではありません。

お子様の状態によっては、数週間まったく進展がないように見える時期もありますし、逆に突然動き出すこともあります。均等なペースでは動かないものなのです。

それにもかかわらず、月額制で支援が進むと、「今月の進捗」「次回の期限」が気になり始めてしまいます。


「親が焦る」ことがもたらす副作用

では、親御さんの焦りはどこに影響するのでしょうか。

一番大きいのは、お子様の気持ちの変化を見落としてしまうという点です。

例えば、あるお子様が「リビングには出てこられるようになった」「会話が少しずつ戻ってきた」など、小さなステップを踏んでいる場合。これは支援側から見ると大きな変化です。

ですが、そのペースが月単位の「費用」に見合っていないと感じた時、親御さんはつい「もっと頑張ろうね」と背中を押してしまうことがあります。

一見前向きな声かけに思えますが、子どもからすると「自分はまだ駄目なんだ」と感じることがあります。特に、自己肯定感が下がっている状態では、それがプレッシャーになりかねません。


トーコが「焦らせない仕組み」にこだわる理由

私たちが初期費用のみの料金体系にしている理由のひとつは、まさにこの「焦り」を仕組みとして除くためです。

最初にしっかりと費用を提示することで、親御さんに「あと◯日しかない」というプレッシャーを持たせないようにしています。

結果として、親御さんが構えることなく、お子様の様子をフラットに見ることができるようになります。

そのほうが、変化の兆しにも気づきやすくなるのです。


現実は予定通りにはいかない

もう一つの理由として、支援の現場では「予測できなかった要因」が後から明らかになるケースが珍しくありません。

例えば――

  • 家族内の過去のトラウマが再発していた

  • 学校との調整が想像以上に複雑だった

  • 教員の入れ替えで、対応が一からになった

こうした要因が出てくると、最初に立てた支援のスケジュールは大きく変わります。

もしこれが、月額制で「◯ヶ月でこの状態にする」といった約束のもとに進んでいたら、その通りにならなかった時、誰かが“責任”を背負う構図になります。

それは、支援者か、親か、あるいは子どもかもしれません。

でも、再登校への道は「予定通りにいかない」のが当たり前です。

だからこそ、時間的な縛りではなく、質の高い判断と支援の継続が必要だと考えています。


無制限でも、短く終えられる理由

ここまでお読みになって、「でも、無制限に支援が続くとダラダラしてしまうのでは?」という疑問を持たれたかもしれません。

その感覚はもっともです。

ただ、トーコの支援は「期間無制限」ではありますが、平均3週間で継続登校を実現しています。

その理由は明確です。


専門のチームが診断、支援しています

トーコでは、精神科医や臨床心理士など、医療・心理の専門家による診断とモニタリングを行った上で、支援を組み立てています。

たとえば、「昼夜逆転が続いているが、本人に疲弊感がない」「画面越しの対話で表情に反応が出てきた」など、一見では読み取れない小さなサインも、専門家の目なら拾えます。

その上で、チーム全体で「いまは動き出せる時期かどうか」を見極めます。

つまり、感覚的な判断に頼らず、的確なタイミングで支援を入れていく。これが、支援を無理なく短期間で終えることにつながっています。


「動く準備」が整っている時にしか動かさない

これは大切なことなので、もう少し具体的に書きます。

親御さんの中には、「まずは行かせてみないとわからない」と考える方もいます。もちろん、それでうまくいくケースもあります。

ですが、再登校は一度だけの勝負ではありません。

大切なのは「継続」できることです。

本人の内面で、「ある程度の不安に耐えられる」「何かあった時に、逃げ場があると感じている」といった、心理的な土台ができていないまま再登校しても、うまくいく確率は極めて低くなります。

トーコでは、こうした「土台」が整うまでは、あえて再登校を急がせません。

そして、整った瞬間を見逃さず、最適なタイミングで登校に結びつけます。

だからこそ、支援の平均期間が短くても、成功率が高いのです。

金額の不安が、支援の質を落とす

親御さんの中には、「支援が長引くほど費用が増えるかもしれない」という思いから、支援そのものを途中で打ち切ってしまうケースがあります。

あるいは、少し良くなってきた段階で「このまま様子を見よう」と判断し、支援を中断することで逆戻りしてしまうことも。

この背景には、やはり「費用」に対する不安があると感じています。


支援が中途半端になるリスク

私たちが現場で見てきた中でも、「いいところまで来ていたのに、あと一歩で止まってしまった」という事例は少なくありません。

例えば、

  • オンラインで会話ができるようになってきた

  • 外出の練習が始まりかけた

  • 教室復帰まであと1週間、という段階

こういったフェーズでは、支援を継続できるかどうかが再登校の成否を分ける非常に重要なポイントになります。

ここで「金額の上限」が意識されると、親御さんの意思決定は「ここで区切りをつけたい」と終わりに向かう傾向にあります。

すると、支援チームとしても無理に「ここでまとめるしかない」と動かざるを得なくなります。

それは本当に、お子様にとってベストなタイミングだったのでしょうか?


なぜ他社は月額制なのか

ここまで読むと、「それなら他社も、月額制ではなくすればいいのでは?」と疑問に思われるかもしれません。

しかし、月額制には運営側にとっての合理性が存在します。

  • 継続課金モデルは収益が安定する

  • 支援の長期化に備えて保険的な価格設計ができる

  • 支援スタッフの稼働を月単位で計画できる

つまり、事業としての安定性を優先するのであれば、月額制の方がコントロールしやすいのです。

しかしながら、トーコはこの「事業の安定性」を優先しない選択をしています。

それは、支援の中身が「お子様の回復力」に合わせて変わるべきものだからです。


私たちが最優先にしているもの

私たちが重視しているのは、「支援の設計が、誰の都合で動いているのか」ということです。

サービス提供者の都合で支援のテンポを決めるのではなく、あくまでお子様の状態に寄り添うべきだと考えています。

そして、そうすることで結果的に支援の効率は高まり、期間も短縮されると信じています。

これは単なる理想論ではありません。

私たちはすでに、平均3週間以内の継続登校支援という実績を出しています。


支援の質は、「頻度」と「精度」のかけ算で決まります

私たちが初期費用のみの料金体系を選んでいるのは、「支援の量に比例して料金が増える」構造が、かえって質を下げてしまうことがあるからです。

トーコでは、必要に応じてほぼ毎日サポートすることも少なくありません。特に、登校への意思が見えてきたタイミングや、ご家庭での不安が高まっている時期などは、日々の細かい状況確認やフォローが不可欠です。

ですが、それは「とにかく頻繁に連絡すればいい」という話ではありません。


重要なのは、「適切なタイミングで」「適切な関わり方をすること」

頻度は高くても、内容がその都度適切でなければ、かえってお子様の不安を刺激することもあります。

一方で、「ここ数日は見守るほうが良い」という判断をすることもあります。その際は、親御さんと連携しながら、必要なタイミングまで介入を控えます。

つまり、トーコの支援は「毎日つながりながら、必要なときに必要な支援をする」というスタイルです。


トーコの料金体系が意味するもの

まとめると、トーコが「初期費用のみ・無制限サポート」にしているのは、ご家庭の負担軽減だけを目指しているからではありません。

それは、支援のあり方そのものを、時間や量から自由にするためです。

そして、それによって

  • 親御さんの焦りを取り除く

  • 子どもに無理なプレッシャーをかけない

  • 支援者側も、ベストなタイミングで動ける

という支援の三者(子ども・親・支援者)すべてにとって理想的な形を実現できるのです。


トーコの価格について

ここまで読んで、「ということは初期費用がすごく高いのでは?」と思われた方もいるかもしれません。

トーコの価格は業界最安値となっており、以下の通りです。

  • セルフプラン:52,000円

  • スタンダードプラン:82,000円

  • フルサポートプラン:170,000円

この金額には、診断・支援設計・日々の進捗支援・専門家の介入など、再登校までのすべてが含まれています。

そして、追加の費用は一切かかりません
他社が30万〜60万と請求する業界ではありますが、価格を抑えて品質を高めるという努力を創業以来続けております。


目指しているのは、「費用で左右されない支援」

親御さんにとって一番つらいことは、「このままではいけない」と思いながら、何をしていいのかわからない状態だと思います。

その中で、「費用のことを考えながら決断し続ける」というのは、かなりの精神的負荷になります。

だからこそ、私たちは費用の存在を意識させない構造をつくりました。

支援の初日から最終日まで、「この子にとって、今は何が一番大事か」だけを一緒に考えていくことが、当社の指針です。


最後に

この記事の目的は、私たちトーコの料金体系や考え方を、知っていただくことでした。

私たちの考え方が、すべてのご家庭に合うとは思っていません。

ですが、もしあなたが今、どこかで「焦らされている」と感じていたり、「本当はもう少し、子どもの気持ちを見守りたい」と悩んでいるのであれば。

一度、当社の支援内容をご覧いただければと思います。


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