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#寝る前にアニメ鬼滅の刃初見感想 ​​今回は第26話:新たなる任務 長くなるので前半Aパートの感想です。 中途半端な時間に失礼します! 考察などと大それたものではなくただの個人の感想ですので、そういう見方もあるんだなぁくらいで読み流していただけたら幸いです。 今回、サブタイトル間違えてませんか!? 『地獄の査問会議』とかじゃなくで大丈夫!? が第一印象でした😱 アバンはとても爽やかな、青春漫画のような特訓シーンでした。 炭治郎たち、蝶屋敷での治療と鍛錬とても順調そうですね! 炭治郎も善逸も伊之助もよく回復し、呼吸の練度も次のステージへ進んでいることが示唆されます もしかしたらこの3人は今後ばらばらの任務について、それぞれのストーリーが展開されていったりするのかなとも思っていました。 ですがこういうシーンを入れることによって、しばらくはこの3人と一緒に物語を楽しんでね!と説明しているわけですね。 一期の最終回となる回にこういうアバンが入ると、視聴者としては安心します。 カナヲがこの輪の中からは少し外れていたのが残念ですが… 場面は変わって数か月前、Aパートです。 いささか絶句してしまったのですが、無惨様すごいですね。 もうすこしこうなんというか、理念や信条のようなものに則って行動していると思っていましたが たとえば悪役の美学とか哲学があるのだと思っていましたが ですが今回垣間見れた無惨様の言動は、寒気すら感じました。 あまりの理不尽さにひっくり返りました🤸‍♂️ AとBの答えがあるが、どっちも不正解! そんなことある!? いや、たまーにリアルでもそういうことあるけど… 後半Bパートとの対比なのでしょうが、強烈です。 無惨様にまるで人間味が感じられず、同情や憐憫、酌量という概念は持ち合わせていないように思えます。 この世界をゲームだと思ってる存在のアバターか、もしくは宇宙人か何かなのではないでしょうか。 もしくは人間味を見出すとするなら、エゴのかたまりのような独善的な人物像が見えてきます。 王道ストーリーの悪役って悪役なりにどこかしら美点があって、それをきっかけに好きになることもあるのですが はたして無惨様になにかしらの美点を見いだせる日は来るのか。 でもビジュアルはめっちゃいいですね✨ 今回は花魁のような擬態?変装をしていました。 ただこのAパート、やってることはマフィアの処刑シーンか理不尽な責任を追及される査問会に呼び出された新入社員って感じなのですが、演出はなかなか凝っていました。 まず琵琶ですが、奏者の目が隠れてるってことは琵琶法師を模していると思われ、ということは平家物語ですね。 この琵琶の奏者がどの程度の鬼なのかはわかりませんが、無惨様の趣味だとするならば相当洒落てます。 もしかしたら無惨様は鎌倉時代より前の教養を持ち、または好んでいるのかもしれません。 高い地位にいたのかもしれません。 以前はハイカラなお召し物を身に着けていたので、少なくとも伊達やお洒落については拘りがあるみたいです。 で、この琵琶の「べべん」ですが場面転換の際に鳴らす音であり、血気術とするならば対象者の場面を強制的に変更させる能力でしょうか。 相当厄介ですね。 以前、鼓の音色を使う鬼も結構惜しい地位にいたっぽいので、無惨様は音楽が好きという説が出てきました。 ともかくこの琵琶を出しただけでぐっと世界観が深くなり、無惨様の得体の知れなさが盛られています。 背景美術、舞台設定も素晴らしいですね。 この不思議空間の表現はエッシャー的表現であり、2000年以前に漫画家やイラストレーターの間で大流行しました。 有名どころだとルパン三世の映画、ルパンVS複製人間などで使われています。 それを現代的というか、令和的な映像表現にして出力している印象です。 つまり出口のない連続的な迷宮であり、物理法則では抜け出せませんよという説明になっています。 ほらほらエッシャーだよ!残念でした!っていうわけです。 非常に凝っていて見ていて楽しく、そして… 予算…相当掛かってるんだろうな… この作品、作り手に愛されてますね、本当に。 そしてそこに捉われた下弦の鬼たち。 恐らくそれぞれに強力な血気術を持っており、見た目からも癖強の個性を持っているのでしょう。 炭治郎や鬼殺隊の前に立ちはだかれば、累くん並みの厄介な敵となっていたのでしょう。 それを一斉在庫処分とは! 随分思い切った感じです。 ストーリープロット的には、漫画で言えば彼ら下弦の鬼たちで2年くらい連載期間が延びたはずです。 鬼滅の刃が人気作…商売的な言い方をするなら数字の取れる作品であったならなんとしても彼らで話数を稼ぎ、週刊雑誌の数字にしたいはずです。 それを!ばっさり! 編集部は止めたかもしれませんね。 でも漫画家さんはバッサリ行く決断をしたと考えると、無惨様は物語をテンポよく進めるための舞台装置としては相当優秀なキャラですね。 これでストーリーのテンポを速め、人気のある無限列車編へと加速をつけて突入していったと考えると、これは結果論ですが大成功だったと言えます。 つまりこの理不尽な首切り会議は、読者に向けても 「列車に乗り遅れるな、振り落とされるなよ!ここからはハイスピードだぜ!」 という合図を送っていたのかもしれません。 さて生き残った下弦の鬼ですが! いいですね! キャラの癖強すぎ!! この鬼だけ西洋風の装いをしてるのも特別感あっていいですね。 崇拝デレな感じでネジが十本単位で吹っ飛んでるようなキャラで、性別も能力も判然としませんがこの厄介そうなのが次のボスキャラってことなのでしょう。 この手の陶酔キャラはたいてい卑怯な手で主人公を苦しめた後に力技でやられて、みじめに苦しみながらのたうち回って死ぬのですがw そういうところも含めて、つい活躍に期待してしまいます。 炭治郎たちにパワーアップパートがあったように、この鬼も無惨様の血でパワーアップしました。 彼(彼女?)が炭治郎たちとどのように戦い、どんな結末を迎えるのかも楽しみです! というわけで後半Bパートの感想に続きます。 追記 今回一斉処分された中にいた女の子の鬼と、無惨様に頭をもがれてた鬼、デザイン良すぎませんか もったいない…!
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