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女の子の毒を吸い上げようとして殴られる男性キャラ


 毒蛇使いテリーの放った猛毒は、じわじわと仲間たちの身体を蝕んでいた。アリシアは唇を青くし、エリーはふらつきながらも姿勢を保とうとしている。ダイナは膝をつき、ビキニアーマーの下から汗が玉のように滴っていた。


「だ、だめだ……体が、熱い……!」


「これ、毒、なのら……っ。しかも……えっちでいやらしい成分混じってるのら……!」


「っ……悔しいけど、ちょっと好きかも……!って、なに言わせるのよ!」


 そのとき、影のように音もなく近づく男がひとり。


「ふふ……ここは俺の出番か……!」


 ――ビルである。


 ぼろぼろの工具袋を腰に、風車職人スタイルそのままに、なぜか胸に輝く偽のヒーラー徽章(自作)。


「安心してくれ、俺は“癒しの風を生む者”──ヒーラーだからな」


「……お前、どう見ても風車職人でしょ」


「風を扱うという意味では一致しているッ!」


 ビルは勝手にアリシアの前にしゃがみこむ。


「毒は──吸い出せば、いい!」


 そう叫ぶや否や、彼は彼女の太ももに顔を近づけた。


「ちょ、ちょっと何して──」


「口で吸えば毒は抜ける!これは古代ヒーリング奥義“リップ・オブ・ピュリフィケーション”だ!」


「ぶっ殺すわよ?」


 バチィン!


 響く強烈なビンタ。次の瞬間にはエリーの足が炸裂し、ダイナのガントレットが火を吹いた。


「ちょ、待っ──ぐはっ!」


 ビルは3人分の怒りを一身に浴び、温泉の柵を突き破って夜空に消えていった。


 ──ポトリ、と残るのは、風車の模型。


「……ヒーラーって、あんなだったっけ?」


「そもそも、ヒーラーって言っていいの、あれ?」


「いや、あれは……リョナい意味で“自爆”ってやつなのら……」



【あるあるNo.40達成!:女の子たちの毒を吸い上げようとして殴られる男性キャラ】


【補足設定更新】

ビル=風車職人(自称:ヒーラー)。

癒しスキルゼロ、反省もゼロ、生命力だけは異常に高い。


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