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突然の休みが不登校に繋がらないためにできること

再登校支援サービスのToCo(トーコ)広報担当の成瀬と申します。

お子さんが「学校に行きたくない」と言ったとき、親としてどのように対応するべきか――これは多くの保護者の方が直面する難しい問題です。子どもが突然「休みたい」と言い出すと、つい「怠けているのでは?」「休ませたらそのまま不登校になってしまうのでは?」と不安になるかもしれません。一方で、「無理に行かせると、もっと学校が嫌になってしまうのでは?」という気持ちもあるでしょう。

この記事では、「学校に行きたくない」と言われた際の対応を3つのステップに分けて解説しました。

「初回は休ませる」
「当日の時間の使い方」
「不登校に繋げないための工夫」

という流れで、単に「休ませるかどうか」ではなく、休んだ後にどのように対応すべきか まで踏み込んでいます。

私たちToCoがこの記事を作成した背景には、「初めて休んだ日が、その後の登校を左右する」 という強い課題意識があります。不登校になるケースの多くは、最初から「完全に学校に行かない」と決めたわけではなく、「ちょっと休みたい」「少しだけ行くのがしんどい」という気持ちから始まっています。その初動の対応によって、登校を再開しやすくもなれば、逆に学校へのハードルがどんどん高くなってしまうこともあるのです。

「休むこと」が悪いわけではない

まず最初にお伝えしたいのは、「休むこと自体が悪いわけではない」ということです。

私たちは再登校支援を行う中で、多くの保護者の方が「休ませるのが怖い」と感じていることを知っています。確かに、休むことが当たり前になってしまうと、不登校へと繋がる可能性があります。しかし、逆に 「無理に行かせること」 が不登校を長引かせる要因になることもあります。

子どもが「行きたくない」と言ったときは、その言葉の背景を冷静に考えることが大切です。単なる「怠け」ではなく、何かしらのストレスや不安がある可能性を考慮する必要があります。特に、「涙を流す」「身体症状(腹痛や頭痛)がある」「理由を説明できない」といった場合は、強いストレスを感じているサインかもしれません。

だからこそ、初回は一度休ませることを推奨しています。ただし、「休ませることがゴールではない」という点も重要です。ただ休ませるだけでは、問題が先送りになり、解決には至りません。「休んだ時間をどう使うか」が、その後の登校に大きく影響するのです。

「楽に休める環境」が不登校を招く

ここで注意したいのは、休んだ日の過ごし方です。

例えば、「休んだ日は好きなだけゲームをして過ごす」「朝も昼も寝て、生活リズムが崩れる」 というような状態になると、次の日からの登校がさらに難しくなります。人間は、楽な環境に慣れると、より負担の少ない方へ流れやすくなります。「学校に行くより、家で過ごすほうが楽だ」と感じてしまうと、登校のハードルがどんどん上がってしまうのです。

そのため、「休むことを特別なことにしない」 という視点が重要になります。

具体的には、以下のような対応が有効です。

  • 休んだ日も 普段どおりの生活リズム を守る

  • 布団にこもらず、リビングで過ごす

このように、「休むこと=自由に好きなことをする時間」ではなく、「必要なリセットの時間」と位置づけることが大切です。

「少しずつ登校しやすい環境を整える」

「学校に行きたくない」と言った子どもに対して、いきなり「明日は行きなさい」と言っても、心理的ハードルが高すぎます。子ども自身も、「なぜか分からないけど、学校に行きたくない」と感じていることが多いからです。

そこで、記事内では「少しずつ登校しやすい環境を整える方法」を紹介しました。

例えば、以下のようなアプローチがあります。

  • 「全部行くのが無理なら、少しだけ行く」 という選択肢を持たせる(午前中だけ、3時間目から行く など)

  • 「学校に行くと何が嫌なのか」 を整理し、一つずつ解決策を考える

  • 親が「どうするの?」と問い詰めるのではなく、一緒に解決策を探すスタンスを持つ

特に、不登校になりやすいケースでは、「学校が嫌」という感情が漠然としていて、具体的に何が問題か分からないまま不安が大きくなっています。その不安を少しずつ言語化し、「どうすれば行けそうか?」を一緒に考えることが、登校を後押しする大きなポイントになります。

まとめ:「休んだ後」が最も大切

「学校に行きたくない」と言われたとき、初回は一度休ませることが適切な場合もあります。しかし、その日の過ごし方や親の関わり方によっては、不登校へと繋がってしまうリスクが高まります。

だからこそ、「休んだ後の行動」が何よりも重要です。

  • 休んでも生活リズムを崩さない

  • 休むことを「楽な選択肢」にしない

  • 少しずつ登校しやすい環境を整える

このような工夫を取り入れることで、休んだことが不登校に繋がらず、子どもが再び学校へ行く準備を整えることができます。

ToCoでは、不登校の兆候が見られたお子さんや、すでに登校が難しくなっているお子さんのサポートを行っています。「子どもが学校に行きたがらないけれど、どう対応すればいいのか分からない」と悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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