随意契約の備蓄米 県内のドラッグストアで販売も売り切れ
店頭での販売が始まっている随意契約の備蓄米について、小泉農林水産大臣は今月下旬から来月にかけて相当量が市場に出回るという見方を示していますが、県内では6日、ドラッグストアの一部で販売が始まりました。
随意契約で売り渡された政府の備蓄米は大手のスーパーやコンビニなどで先月末から順次、店頭販売が始まり、県内では今月1日に一部の店舗で販売されました。
そして、6日は福岡市に本社があるドラッグストアチェーンの「コスモス薬品」が県内6店舗で1袋5キロ入りの備蓄米を税込み1980円の価格で40袋ずつ販売しました。
事前の告知はしていませんでしたが、このうち、甲斐市の店舗では、開店と同時に売れ始めて午後1時半ごろには売り切れ、ほかの店舗でも売り切れたということです。
購入した80代の女性は、「人がいたのでのぞいてみたら、売っていたので買いました。並んで買うのは大変だし難しいので、このように、偶然買うことができてうれしいです」と話し、購入した70代の男性は、「年金生活なので、今までの半分くらいの値段で買えるのは助かります。古古米の味は、新米と遜色ないと聞いたので気にならないです」と話していました。
コスモス薬品によりますと、随意契約で令和4年産の備蓄米2万トンを調達しましたが、精米に時間がかかるうえ、全国の店舗で調整が必要なため、県内の店舗で次にいつ並ぶかは未定で、入荷した場合も当面は、1人あたり1袋の購入制限を設けるということです。