全部捨てると無敵になる。
東京在住の女性R様から「坂爪さんに会いたいと思ってメイクしたらバッチリ決まったから会いたい」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。メンエスで働くシングルマザーのR様は、仕事に行く前は毎回鬱になり、行きたくない行きたくないと思いながらメイクをするが、そんな気持ちでメイクをしても全然決まらない。待機部屋で泣いていたが、ふと、坂爪さんに会おうと思ったら元気がもりもりっと湧いてきて、仕事を早退して、家に帰ってお風呂に入ってメイクを全部やり直したら、あれ、すごい可愛い!!となった。
人間は単純だから、楽しい予定が決まると元気になる。一人でいると深刻になって「真剣さが足りないのではないか」と自分を責め出すが、真剣さが足りないのではなく、楽しさが足りないのだ。トラウマがあるのではなく、楽しさがないのだ。R様から「昼飲みしましょう!!」と言われて、居酒屋に行った。R様は始終にこにこしていた。さっきまで泣いていたとは信じられないと言ったら、R様は「感情にすごい波がある」と言った。本当は欲望のままに生きたいのだが、欲望のままに生きていると失敗をする。可愛く見られたい願望が強いから、服や化粧品を大量に買うのだが、一回も使っていないものも多い。楽しいけれど、虚しい。坂爪さんは虚しくなることはないのか。
私は「虚しくなるなら楽しくないのだと思う」と言った。所有の満足は比較的薄っぺらで短命で、持続性が低い。よく、著名人などが「私の愛する十の道具」などと言ってお気に入りのグッズを紹介するが、私なら「拳だけがウェポン」と言う。拳だけがウェポン。汗だけがドレス。自分ではなく、自分の外側に張り付いているものを誇ると、それが失われた時に、どうしようもなく揺らぐ。愛する十の道具を聞かれたら「拳。汗。瞳。唇。言葉。音楽。体軸。体温。坂爪家一族の血。神」と答える。綺麗な服を着るのもいいが、自分のボディを綺麗にした方が、面倒臭くないし、楽だ。
R様は「感覚で生きている」と言った。感覚で生きているには二種類ある。だいたいこれくらいの収入があったからこれくらい使えるなと思って、家計簿なんてつけていなくても毎回金が余るなら正常。借金をしたり体重が増えたり買ったのに使っていないものが増えたら、ズレている証拠。感覚がズレているサインを無視すると、肉も臓器もダルダルに垂れ下がり、無気力になったり病気になる。苦労が絶えないなら、ズレている証拠。それを「自分の頑張りが足りないからだ」などと鞭打つと、最悪の場合、死ぬ。身体が発する「ズレていますよ」の合図はイエローカード。イエローカードを二枚貰ったら試合終了。地球から退場。
結局引き算が最強。結局断食が最強。結局断捨離が最強。それを認めた上で、安心して、好きなものを食べたり、好きな服を着ればいい。引き算を最強と認めないから、苦しくなる。執着したり、自分の外側にアイデンティティを置いてしまう。これがなければ生きていけないと思うのではなく「これがなくなることでいよいよ自分は最強になる」と認める。こっちの方が真実。何が起きてもそれがどうしたで一発解決。金がない。それがどうした。仕事がない。それがどうした。恋人がいない。それがどうした。全部、たいしたことではない。結局最後は楽しいが残る。どうでもいいことを思い悩むのではなく、楽しい予定を入れていこう。全部捨てると無敵になる。引き算を最強と認めた上で、どんどん足して、どんどん遊ぼう。
拝啓坂爪圭吾様
甘えて頼って遊んで
生きていくと熱海を後にしてから
お客さんに
やりたいことはあるか?
と聞かれたので、
美容室へ行きたい。
服を買って欲しい。と
言ってみたら
全部叶えてくれて
爆可愛くなってしまったので
また遊んでください☺️
峰不二子目指します😽
おおまかな予定
6月7日(土)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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