「ダバッ」「トデッ」「キエッ!」別姓審議中「意味不明の奇声」保守・島田氏、立民に苦言

選択的夫婦別姓制度導入を巡る審議が始まった衆院法務委員会。写真は4日=国会内(春名中撮影)
選択的夫婦別姓制度導入を巡る審議が始まった衆院法務委員会。写真は4日=国会内(春名中撮影)

日本保守党の島田洋一衆院議員は6日、X(旧ツイッター)で同日午前の衆院法務委員会の様子を投稿した。自民党の山下貴司氏が質問に立った際、ある立憲民主党の議員が自席から「『ダバッ!』『トデッ!』『キエッ!』といった意味不明の奇声」を上げていたという。

同委では立民などが提出した選択的夫婦別姓制度導入に向けた法案が審議されており、この日は山下氏と公明党の大森江里子氏の2人がそれぞれ質問した。

一方、選択的夫婦別姓が同委で実質審議されるのは28年ぶり。ヤジも目立ち、立民の西村智奈美委員長は再三「静粛に」などと注意していた。

委員会質疑は慣例として委員長の許可を得ない発言は認められない。島田氏は「ダバッ!」などと奇声を上げた立民議員について「文明人の振る舞いとは思えない」と、厳しい表現で苦言を呈した。

ヤジを飛ばしていたのは立民議員だけではないという。

島田氏は自民党議員を挙げて、「立民案提出者の米山隆一議員が答弁に立つたびに、『何言うてんの!』『ちゃうやろ』などとヤジを飛ばし続けていた」と振り返った。

島田氏は法務委のメンバー。「ダバッ」と奇声を上げた立民議員について、周囲に「大きな声だったが、何を言っていたのかはわからなかった」と語った。(奥原慎平)

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