京都府伊根町は6日、過去12年余りにわたり国保伊根診療所が、往診をしていた特別養護老人ホーム「長寿苑」の入居者に医療費を誤って請求していたと発表した。町は、請求時効を迎えていない直近5年間の患者30人分の医療費約1600万円(個人負担分約160万円、保険者分約1440万円)を患者や保険者に返還する。
長寿苑には2012年6月から同診療所医師が週1回往診をしてきた。厚生労働省令の基準では施設の配置医師とみなされ医療費請求はできないが、町によると、以前は2週間ごとだった往診の回数が増えた後も配置医師としての認識がないまま請求し続けていた。入居者の生活支援を担当していた府丹後保健所の指摘で誤請求が分かった。