UX高橋泉アナ「重いけどやりがいがある」4月から夕方ニュース番組キャスター抜てき
UXの夕方の情報番組「スーパーJ にいがた」(月~金曜午後4時45分、県内ニュースは同6時15分から)に津南町出身の高橋泉アナウンサーが4月に就任し、小千谷市出身の岡拓哉アナウンサーとともに同番組では初の新潟出身のコンビでニュースを届けている。昨年7月に入社し、年度が変わっての抜てき。真摯(しんし)に日々の出来事と向き合っている。 【写真】田中里穂気象予報士 ◇ ◇ ◇ 「いつもどきどきしています。プレッシャーもあります」。淡々とニュースを伝える落ちついた口調、表情の奥底に、高橋アナは強い責任感をしまい込んでいる。4月から先輩の岡アナウンサーとともに夕方のニュース番組を仕切る。「地元出身のキャスターとしての見られ方、情報の伝え方、どういう視点を持ったらいいか。深く考えるようになりました」と丁寧に視聴者と向き合う姿勢でスタジオに入る。 「まさか自分が新潟でキャスターをやることになるとは思っていなかったです」。昨年7月、UXに入社。9カ月後の抜てきに驚いた。入社前には青森、千葉、石川の放送局でアナウンサーとして報道や番組制作に携わった実績がある。自ら取材現場に出ることも持ち味。他県でキャスターだった当時にコロナ禍に見舞われた。「その分、今、新潟で中継に出たり、取材先でお話しできるのが新鮮です」と言う。 大学卒業後は航空会社に勤務した。フリーアナウンサーをしながら玩具メーカーで働いたことも。そんな経験が今になって生きている。「広い視野を持ちたいと思っています。異業種にいたこともあって、放送の仕事とは違う大変さがあることは知っています。視点が偏らないように気を配っています」。 学生の頃からアナウンサー志望だった。隠れキリシタンが住んでいた長崎の野崎島のリポートを見たことがきっかけだった。「秘境の地が魅力的に伝えられていて。行ってみたくなって、実際に行きました」。行動したくなるほど受けた影響が今の土台にある。 人の心に根付く物事に興味を持つ。好きなのは地域の伝統工芸や伝統行事。「その地域の人たちの内面も知ることができる。県内でそういう取材をして伝えたいです」と仕事を通して人と向き合う楽しみがある。「キャスターは最終的に責任を持って言葉にする役割。重いけどやりがいがあります」と表情を引き締めた。【斎藤慎一郎】 ◆高橋泉(たかはし・いずみ)津南町出身。十日町高から東海大に進学。卒業後、航空会社に勤務。その後、青森、石川、千葉の放送局を経て24年7月にUXに入社。趣味はエンタメ全般、音楽鑑賞、読書。