芥川賞作家 “トランスジェンダー暴露された” 甲府市議を提訴

芥川賞を受賞した作家の李琴峰(り ことみ)さんが、甲府市の市議会議員にSNSの投稿でトランスジェンダーだと暴露されたのはプライバシーの侵害だとして、投稿の削除と賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。

訴えを起こしたのは、台湾出身で4年前に「彼岸花が咲く島」で芥川賞を受賞した李琴峰さんで、5日に都内で会見を開きました。

李さん側によりますと去年5月、甲府市の村松裕美市議会議員にSNSの投稿で「身体が男性」などと暴露されました。

投稿はその後削除されましたが、その際、李さんの性別変更前の画像などが新たに投稿されました。

李さんは半年後、みずから公表せざるをえないとしてネットでトランスジェンダーだと明かしましたが、村松市議の投稿について「極めて高度なプライバシーの侵害だ」として、投稿の削除と500万円余りの賠償を求めています。

李さんは「同じような被害が少しでも減るように行動しなければならないと思った」と話していました。

訴えについて村松市議は「最初の投稿については警察からの指摘を受けてすでに削除しており、その後の投稿についても適切に対応した。訴状が届いてから名誉毀損に当たるのかどうか、弁護士と相談したい」とコメントしています。

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