会員限定記事会員限定記事

小泉カードは農政改革の布石 石破首相、生産調整の中止に意欲◇時事通信社解説委員 山田惠資【コメントライナー】

2025年05月30日19時00分

 「コメを買ったことはない」と発言した江藤拓農林水産相(当時)が辞任する事態となった直後、石破茂首相周辺の1人から筆者は聞かれた。「最初から江藤氏の発言が進退問題に発展すると思っていましたか」

 「最初は想定していなかった」と答えると、ほっとした様子で「やっぱりそうですよね。発言はけしからんけど、私も辞めるほどではないと…」。何とも詮無いやり取りにはなったのだが、「すぐに辞めるべきだった」と「あるべき論」を振りかざしたとしても、それは後付け。実際には、そこまでは思い至っていなかった、というのが筆者としても正直な気持ちだった。

厳重注意も更迭は想定外

 2025年5月19日、江藤氏は前日の「コメを買ったことはない」発言について「言い過ぎだった」と認めて修正したものの、撤回はしなかった。首相は「あれで謝ったことになるのか」と憤慨。江藤氏を呼んで厳重注意し、発言を全面撤回させた。もっとも、この時点では首相にとって「更迭」は想定外だったようだ。

話題のニュース

オリジナル記事

(旬の話題や読み物)
ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ