先日「Zapas」のテストを行なっていた際に"なんだか低域過多じゃね?"と感じたんですね。

前回の"外伝"で再生イコライザーの低域時定数を調整して"低域の音を作った"と書きましたが、その時はCrO2ポジションのテープ「TDK SA」を使用しました。

その時は良かったのですが、ノーマルテープの場合は少々低域過多になってしまう定数設定だった様です。

そのため、再度低域時定数を調整して、少々低域を押さえました。

FullSizeRender

前回は、低域時定数を決めている抵抗「R110@220kΩ」に22kΩをシリーズに繋いで「合成抵抗@242kΩ」としましたが、追加した22kΩの抵抗値を10kΩに変更しました。

結果「R110@220kΩ」に10kΩを追加して「合成抵抗@230kΩ」としたわけですが、この設定状態だと時定数は「3450μs」になります。

したがって低域補正量が若干多くなり、低域レベルは若干下がるはずです。

その状態で取った録再周波数特性は以下の図になります。

直近に取ったデータがノーマルテープの「Zapas」なので、Zapasで比較します。

当然「CX-8 Variable」を使用してキャリブレーションを行ってから計測実施


※ なお、前回の特性データに比べて今回取った特性データでは高域のレベルが少々上がっています。

これは、蓋を開けたついでに録再系の再調整を行なっていまして、再生EQを再調整して高域のレベルを概ね0.5dB〜0.7dB程上げたためです。

最初にZpaps@230kΩ(3450μs)
3450us-01

次に、前回Zapas@242kΩ(3630μs)で取った特性はこんな感じ↓
FullSizeRender

リニアスイープで比較するとこんな感じ↓。

Zapas@230kΩ(3450μs)
3450us-02

Zapas@242kΩ(3630μs)
4C2B02EC-CB0F-49B4-A4A9-C1A68519E96A

絵で見ると本当に微妙な差ですが、低域は前回よりは若干レベルが下がっていて、音にも反映されています。

変更前に比べてマイナス12kΩの10kΩですが、たかが10kΩされど10kΩです。聴感でも音の変化がハッキリと感じ取れます。

ノーマルテープ時の低域過多が多少押さえられていて、前回設定より多少は聴きやすい音になりましたね。他のテープポジションでも問題ありません。

全体的にはそう不満のある音では無く、むしろ良い感じの音です。

しかし、より自分好みの音にするには結構手間が掛かりますねぇ。