VLCで全く違うカバーアートが表示される謎を解決
はじめに
WindowsでVLCメディアプレイヤーでMP3ファイルを再生すると、
全く関係のないカバーアートが表示される現象に、何年も悩まされていました。
特に私の場合は「フラガール」のカバーアートが執拗に
表示され続けていました。😂
問題の特徴
ダウンロードフォルダに配置された音楽ファイルでのみ発生
元の曲とは全く関係のないカバーアートが表示される
ファイルをデスクトップなど別の場所に移動すれば正常に表示される
原因
Windowsシステムによって自動生成された隠しファイルが原因でした。
具体的には以下の2つのファイルが問題でした:
AlbumArtSmall.jpg
Folder.jpg
これらのファイルは通常、
保護されたシステムファイル
として隠されているため、普段は目にすることができません。
解決方法
ダウンロードフォルダを開く
「表示」タブを選択
「オプション」をクリック
オプション内の表示タブで以下の設定を変更:
「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」
のチェックを外す
フォルダ内に表示された `AlbumArtSmall.jpg` と `Folder.jpg` を確認し、
必要に応じてバックアップを取った上で削除
なぜこれで解決するのか
VLCはフォルダ内のアートワークファイルを優先的に表示する仕様があります。
システムによって生成された隠しファイルを削除することで、
MP3ファイル本来のカバーアートが正しく表示されるようになります。
まとめ
一見ミステリアスな「違うカバーアートが表示される問題」も、
Windowsシステムの隠しファイルが原因でした。
この方法で解決できない場合は、
VLC media playerのキャッシュを削除する方法があります。
あるいはMP3ファイルのメタデータ自体に問題がある可能性もありますので、
その場合はMP3タグエディタでの確認をお勧めします。
エピローグ
実は、このカバーアートには見覚えがありました。
おそらく以前、Windows Media Playerで作成されてしまったものだと
思います。それがWindowsのゴミのように放置されていたのでしょう。
そうとは知らず、VLCメディアプレーヤーが、あたかもこのフォルダに
置かれた音楽ファイルのカバーアートだと勘違いして開いていたようです。
海外のサイトでも、VLCメディアプレーヤーのカバーアートエラーに
関する投稿が見られますが、
それらの多くはキャッシュファイルに関するもので、
私の状況の改善には至りませんでした。
自力でこの方法を発見したのでNoteにまとめておきます。


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