街宣活動がうるさいなどと苦情を伝えてきた男性を取り囲み暴行を加えたとして、右翼団体の構成員の男ら5人が警視庁公安部に逮捕されました。

暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、右翼団体「日本国政党」の構成員・津久井寛幸容疑者(55)ら男5人です。

津久井容疑者らは関東の右翼団体の構成員などでつくる「草莽崛起の会」に所属し、今年(2025年)3月、街宣車に乗って街宣活動を行っていました。その際、東京・港区の歩道で、20代の男性の服や所持品をつかんで引っ張ったり、男性の顔を殴ったりするなどの暴行を加えた疑いがもたれています。

公安部によりますと、男性から「街宣がうるさい」などと苦情を伝えられると、街宣車から降り、男性を取り囲むようにして犯行に及んだということです。男性にけがはありませんでしたが、服を破られていて、防犯カメラの捜査などで津久井容疑者らの特定に至ったということです。

取り調べに対し、津久井容疑者は容疑をおおむね認めているということです。